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2009/6/24 第185号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・大臣会見要旨(6月16日)
・事務次官会見要旨(6月15日、18日)
・人事異動(6月24日付)
2現場レポート
人と野鳥の触れ合い ~自然観察会の取組み~
3政府広報番組のご案内(6月27日放送予定)
・島からのメッセージ~離島の持つ国家的・国民的役割について~
◆現場レポート
○人と野鳥の触れ合い ~自然観察会の取組み~
(四国地方整備局中筋川総合開発工事事務所)
中筋川は、高知県宿毛市白皇山(標高458m)を源とし、ヤイト川、山田川、
横瀬川等の支川を合わせ中筋平野を東流し、四万十市実崎地点で四万十川と
合流している一級河川です。 流域は、高知県西南部に位置し、宿毛市、四
万十市、三原村の2市1村にまたがり、河川延長36.4km、流域面積144km2を有
しています。
この中筋川の上流(宿毛市平田町)に中筋川ダムはあります。出水時の洪
水や水量の調節のほか、宿毛市に水道用水(最大2,000m3/日)、四万十市、
宿毛市には工業用水(最大8,000m3/日)を、また、四万十市・土佐清水市・
大月町・三原村の農地に対しては、灌漑(かんがい)用水として年間最大
190万m3を確保・補給し、地域の暮らしを支えています。
当事務所では、中筋川ダム周辺の恵まれた自然環境を活かし、人と動物の触
れ合える場の一つとして、平成9年より自然観察会(バードウォッチング)を
年2回(春・冬)開催しています。今年は5月24日に、第23回自然観察会
(バードウォッチング)を実施しました。
当日は、お年寄りから子供まで幅広い層の人たちが参加し、集合場所で生息
する鳥たちの生態や観察ポイント等を学んだ後、約2kmほどの山道を歩き、
自然を満喫しながらの観察会となりました。
鳥の鳴き声や飛翔している姿に、双眼鏡をのぞいたり、観察ブックで確認し
たり、また、隣の人に「この鳴き声は・・・ホオジロかな?」「そうだね。あ
そこの杉の木の上にとまってるよ」「どこどこ、ホントだ!」と言った感じで、
コミュニケーションの輪が広がりました。
今回の観察会では、20種105個体(トビ・カワセミ・オオルリ・ホオジ
ロ等)の鳥類が確認できました。意見交換の場では、「初めてきちんとした姿
を見た」など、日頃何気なく接している自然に改めて目を向け、発見した意見
や、「新緑と川のせせらぎ、いろいろな鳥の鳴き声を耳にして心が洗われた。
来年もぜひ参加したい」等の声が聞かれました。
また、平成13年度より併せて巣箱作り教室を実施しています。各自で作っ
た巣箱は自分の名前を書き、各自で持ち帰り設置、その後自分で作った巣箱に
営巣しているか確かめることも一つの楽しみになっています。
これからも、中筋川ダム周辺の豊かな自然環境を活かし、自然観察会を通じ
て、ダム事業に対する理解を深め、親しみを持ってもらえるよう努めていきた
いと考えています。
※次回は2月に開催する予定となっていますので、ぜひご参加ください。お待
ちしています。