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2009/8/20 第225号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2政策クローズアップ
「各地域のグランドデザインとなる広域地方計画が策定されました」
3募集してます
・パブリックコメント(意見募集)
◆政策クローズアップ
○各地域のグランドデザインとなる広域地方計画が策定されました
8月4日、国土形成計画法の制定後初めてとなる広域地方計画が策定されま
した。この計画は、昨年7月に閣議決定された全国計画を受けて、広域ブロッ
クの自立的発展に向け、概ね10年間の地域のグランドデザインをとりまとめた
ものです。
この策定に当たっては、国と地方の協働によるビジョンづくりとして、各ブ
ロックの自治体、経済団体、国の地方支分部局等からなる広域地方計画協議会
において、地域主導で検討・協議が進められ、また、市町村からの計画提案や
パブリックコメントなど多様な意見の反映を図ってきたところであり、これら
の成果を活かし決定したものです。各計画を簡単にご紹介します。
■東北圏では、「豊かな自然の中で交流・産業拠点として発展するふるさと
「東北にっぽん」」をテーマに、農業の収益力向上や自動車産業等の育成、日
本の原風景を体験できる滞在型観光圏の形成を推進します。
■首都圏では、「世界の経済・社会をリードする風格ある圏域づくり」を目指
し、国際ビジネス拠点の強化や産業イノベーションの創出を推進するとともに、
国際空港・港湾のゲートウェイ機能の強化を図ります。
■北陸圏では、「「暮らしやすさ日本一」自然と活力にあふれた環日本海交流
の中枢拠点」を目指し、医薬や繊維等の産業活性化、公共交通を核とした地域
づくり、新幹線等を活用した広域観光交流を推進します。
■中部圏では、「ものづくりと環境貢献で日本のロータリーとして世界のまん
なかへ」を目標に、次世代型航空機の研究開発など産業競争力の強化、生物多
様性条約会議を契機とする環境共生社会実現を図ります。
■近畿圏では、「知と文化を誇り力強く躍動する関西」を目指し、「関西ブラ
ンド」の創造や文化交流など文化首都圏を目指した地域づくり、バイオなど次
世代産業を創造する「知の拠点」の形成を推進します。
■中国圏では、「瀬戸内・日本海に臨む基幹産業と里山の資源で創る交流圏域」
を目指し、コンビナートの統合的運用など産業の高度化、中山間地域等の暮ら
しの安心確保、北東アジアとの経済交流を進めます。
■四国圏では、「癒やしと輝く産業・ひとを育てる四国の創造」をテーマに、
森林資源やLED等の世界に誇る技術を活かした産業の育成、瀬戸内や霊場八
十八箇所等を活かした個性ある地域づくりを推進します。
■九州圏では、「東アジアとともに発展し、活力と魅力あふれる国際フロン
ティア九州」を目指し、半導体・自動車等の産業群や国際的な観光地の形成、
海外でも魅力的な農産物等の生産地づくりを推進します。
今後、計画の着実な実施に向け、関係機関と緊密に連携しつつ、ハード、
ソフトの両面での取組を積極的に推進していくこととしています。