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2009/8/31 第232号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2国土交通セミナー
新しい水処理技術―MBR―の国内外での普及・展開を目指して
~日本版次世代MBR技術展開プロジェクト(A-JUMP)を実施します~
3お知らせ
・審議会議事録等の掲載情報
4募集してます
・第3回“農林漁家民宿おかあさん100選”の募集(観光庁)
◆新着情報[8月31日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
◆国土交通セミナー
○新しい水処理技術―MBR―の国内外での普及・展開を目指して
~日本版次世代MBR技術展開プロジェクト(A-JUMP)を実施します~
国土交通省では、新しい下水処理技術である「膜分離活性汚泥法(MBR:
Membrane Bioreactor)」を活用した先進的な取組みを、実際の下水道施設
で実証する「日本版次世代MBR技術展開プロジェクト」(通称:A-JUMP※)
を行います。
※ Advance of Japan Ultimate Membranebioreactor technology Project
MBRとは、非常に小さな穴を無数に持つ「膜」によって汚水中の小さな物
質やウィルスなどを分離し、下水をきれいにする「膜処理技術」を活用した
下水処理方法です。膜処理技術は、すでに製造業(精製、濃縮、分離などの
工程)、医療(血液透析、人工肺)、海水淡水化など幅広い分野に応用され
ています。
MBRを下水処理に適用すると、微細な粒子や細菌などを除去することがで
きるので、良好な処理水が得られるほか、処理水を再利用することが可能に
なります。また、通常の下水処理工程で必要な沈殿池が不要になるなど、下
水処理施設の省スペース化を図ることができます。このようにMBRには様々
なメリットがあり、下水処理における諸課題を解決する上で有効であると考
えられています。
さらに、特に日本企業は、膜に関する技術において世界屈指のノウハウを
有しているため、MBR等の技術を通じて、海外において上下水道の建設・運
営や下水再利用などの「水ビジネス」をより積極的に展開することも同時に
期待されます。
このA-JUMPでは、今年度、次の2事業を実施し、今後国内におけるMBRの
普及促進や海外での展開に向け、必要な知識・ノウハウを集積します。
(1)今後老朽化により改築が見込まれる都市部の下水処理場では用地の
拡張が困難です。このため、省スペースで良好な処理水が得られる
MBRの特徴を活かし、施設を改築する際にMBRを導入することの有効性
を実証します。(名古屋市・守山水処理センターで実施)
(2)従来から下水処理水の再利用が行われてきましたが、コストの面か
ら再利用は下水処理場周辺に限られていました。このため、省スペー
スで良好な処理水が得られるMBRの特徴を活かし、再利用先の近くで
直接下水管から下水を取り込んで処理を行う「サテライト処理」に
MBRを導入することの有効性を実証します。(愛知県衣浦東部流域下
水道・見合ポンプ場で実施)
◆募集してます
○第3回“農林漁家民宿おかあさん100選”の募集(観光庁)
農林水産省と観光庁との連携により、良質で安全な農林漁家民宿の拡大を図
るとともに、必ずしもイメージが明確化されていない農林漁家民宿を広く国民
に理解してもらうため、「地域の取組みに対するオピニオンリーダーであり、
かつ自身の農林漁家民宿経営に成功した、地域の活性化にも影響力を発揮して
いるおかあさん」を公募しています。募集期限は9月24日(木)まで、詳細
はホームページをご参照ください。