国土交通省 メールマガジン 平成21年11月20日
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2009/11/20 第286号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・人事異動(11月20日付)
2編集長だより
「ボジョレー・ヌーボーのデフレ」
3お知らせ
・12月1日は緊急地震速報の訓練を行いましょう(気象庁)
~ 気象庁から訓練用の緊急地震速報を配信します ~
◆編集長だより
○「ボジョレー・ヌーボーのデフレ」
広報課長 平田 徹郎
昨日11月19日は、ボジョレー・ヌーボーの解禁日でした。ボジョレー・
ヌーボーとは、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接するボジョレー地帯で
生産される新酒です。毎年、11月の第三木曜日に一般販売が解禁になります。
通常の赤ワインは、収穫してから早くても1、2年の熟成を経てから市場に
出回りますが、ボジョレー・ヌーボーは収穫後3ヶ月程度で楽しめる若々しく
フルーティーなワインです。ボジョレー・ヌーボーでその年のワインの出来を
占えると言われています。私も早速飲んでみましたが、今年のものはなかなか
美味でした。
ボジョレー・ヌーボーの製法は、渋柿の渋抜きと共通です。柿は収穫した後
も呼吸をしており、渋抜きは酸欠状態にすることによって行います。ポリ袋に
柿を入れて、袋の口を縛ると1週間くらいで渋が抜けますが、これは酸欠状態
になると柿の中でアセトアルデヒドという物質が生まれて、渋みの正体である
タンニンと結びつくことで渋みが抜けます。同様にブドウの実をつぶさずにス
テンレスタンクに入れ、二酸化炭素ガスか窒素ガスをボンベで注入することに
より、ブドウを酸欠状態におき、タンニンの渋みを抜くわけです。
数年前は1本2000~3000円していたボジョレー・ヌーボーですが、
今年はペットボトル入りのものがスーパーで740~980円で売られ、ずい
ぶんと安くなりました。瓶入りはフランスでも1000円前後なので、航空運
賃を考えると儲けが出ているのか心配になります。
日本は3年5ヶ月ぶりに再びデフレ状況に入ったという報道がありますが、
ミクロではボジョレー・ヌーボーにも反映しています。ただし、ペットボトル
入りはワインの保存に適さないという理由で、フランスワインの等級付けが得
られず、来年には消えるそうです。
◆お知らせ
○12月1日は緊急地震速報の訓練を行いましょう(気象庁)
~ 気象庁から訓練用の緊急地震速報を配信します ~
緊急地震速報を見聞きしてから強い揺れが来るまでの時間はごくわずかであ
り、その短い間にあわてずに身を守るなど適切な行動をとるためには、日ごろ
からの訓練が必要です。
昨年度から、訓練用の緊急地震速報を国の機関や自治体に限定して配信して
きましたが、本年は、民間企業等でも訓練いただけるように準備を進め、12月
1日(火)午前10時15分頃に訓練用の緊急地震速報を配信することとしました。
テレビやラジオ、携帯電話では、訓練用の緊急地震速報は放送されません。受
信端末を用いて実施いたします。
この機会に緊急地震速報を見聞きしたときの行動訓練を実施していただくよ
う、お願いします。
また、気象業務支援センターから配信を受け訓練を実施する民間企業等につ
いては、同センターを通じて公表しても良い企業等の募集を行っています。
訓練詳細及び企業等の募集については、気象庁ホームページをご覧ください。