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2010/1/13 第317号
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◇目 次◇
1新着情報
・大臣発言(1月12日会見速報版)
・本日の報道発表
・大臣会見要旨(1月8日)
2現場レポート
東京湾水質一斉調査 ~きれいな海を未来に残そう~
3政府広報番組のご案内
・観光立国(1月17日放送、大臣出演)
4お知らせ
・会議資料等のホームページへの掲載について
※観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料は、以下の
URLからご覧いただけます。
◆現場レポート
○東京湾水質一斉調査 ~きれいな海を未来に残そう~
(関東地方整備局 港湾空港部)
当地方整備局では、他省庁や地方自治体、大学研究機関、企業及び市民団体
などとの連携により東京湾水質一斉調査や環境教育・環境活動を実施していま
す。
東京湾水質一斉調査は、東京湾とその流域の水質環境の把握及び汚濁メカニ
ズムを解明するため、各機関と連携をはかり、赤潮、青潮、および貧酸素水塊
(ひんさんそすいかい)が発生する夏季に、一斉に各地の水質調査を実施する
ものです。
※貧酸素水塊:水中に溶け込んでいる酸素量を示す「溶存酸素濃度」が、魚介
類が生存できないくらいに低下した水の塊(かたまり)のこと
今年度は昨年8月5日(水)に143機関が協働して「東京湾水質一斉調査」
を実施しており、このほど速報結果がまとまりましたのでご紹介します。
当地方整備局は、調査対象(以下、結果速報参照)となる東京湾の海域部分
を他機関と共同して実施しました。なお、海域での調査測定項目は、溶存酸素
量(DO)、水温、塩分の3項目です。
調査結果(速報)ですが、平成20年度と平成21年度の比較で検証します
と、東京湾全体としては内湾での夏季の一般的な傾向である成層が発達してお
り、昨年度とほぼ同様に、実測値には違いはあるものの、水温分布は水深が深
くなるほど低く、塩分濃度は表層ほど低く、水深が深くなるにつれ高くなって
います。また、溶存酸素量(DO)の結果から湾央部から湾奥部に広がりをもっ
た底層の貧酸素水塊が分布していることがわかりました。
本調査は、「関係機関が連携・協働」「東京湾の汚染メカニズムの理解の推
進」「国民・流域住民の東京湾再生への関心を醸成」する事を目的としており、
今後も多様な主体が連携、協働して調査や環境教育・環境活動を実施するため
の専門家の意見を踏まえたモニタリングの推進を図るとともに、次年度以降も
継続した東京湾一斉調査の実施を推進していきます。