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2011/3/3 第594号
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情報などを盛り込んでお届けします。是非ご覧ください!
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
2意見募集
・行政手続法に基づく意見公募(3月2日、3日公表分)
3国土交通セミナー
「低燃費は地球温暖化対策に貢献します!」
~自動車の低燃費化とエコドライブの実践~
4お知らせ
・企画展「今西錦司 三角点を巡る」を開催(国土地理院)
◆新着情報[3月3日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○平成22年度 高速道路無料化社会実験 実験開始後の6ヵ月間の状況
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000154.html
○第24回「エコレールマーク」の認定
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo02_hh_000022.html
○バス事業のあり方検討会(第5回、第6回)の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000089.html
○第3回「最低車両台数・適正運賃収受ワーキンググループ」の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000029.html
○リコールの届出(ホンダ シビックハイブリッド)
リコールの届出(いすゞ ガーラ)
一覧へ→ http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall11/recall_.html
○少数台数のリコール届出の公表(平成23年2月分)
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000782.html
○「第14回 国際バルク戦略港湾検討委員会」の概要
http://www.mlit.go.jp/report/press/port01_hh_000064.html
○交通政策審議会第40回港湾分科会の審議
http://www.mlit.go.jp/report/press/port01_hh_000063.html
○国土交通省独立行政法人評価委員会建築研究所分科会(第15回)の開催
及び傍聴
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000131.html
[3月2日追加分]
○第5回「フェリー大傾斜事故防止対策検討委員会」の議事概要
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji06_hh_000029.html
※観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料は、以下の
URLからご覧いただけます。
国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index23.html
運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h23/index.html
◆意見募集
【行政手続法に基づく意見公募(3月2日、3日公表分)】
○海岸保全区域等における風力発電施設設置許可に関する運用指針(案)に関
する意見の募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155110503&Mode=0
○港湾法施行令の一部を改正する政令案及び港湾法施行規則の一部を改正する
省令案に関する意見募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155111102&Mode=0
◆国土交通セミナー
○低燃費は地球温暖化対策に貢献します!
~自動車の低燃費化とエコドライブの実践~
[1]自動車の燃費はどんどん良くなる!
自動車から排出される二酸化炭素による地球温暖化対策を推進するため、省
エネ法に基づいて、自動車メーカーが自動車の重量区分毎に満たすべき燃費効
率(km/L)を定めた「2015年度燃費基準」が策定されています。つまり、
「これからの新型車は、これだけの燃費を達成して下さい。」という基準値を
定めたものです。この基準により、各自動車メーカーでは、新たに製造する自
動車の低燃費化に取り組んでおり、2015年度には11年前の2004年実
績と比べて、平均で23.5%改善される見込みです。
[2]カタログに表示される燃費が変わる!
自動車ユーザーに燃費の優れた自動車を選択して頂くために、自動車のカタ
ログには、燃費が記載されています。燃費改善を促す2015年度燃費基準を
策定した際に、燃費試験方法をより実際の走行に近いものに変更したため、
カタログに表示される燃費値も変わります。
具体的には、本年4月以降に、ニューモデルやフルモデルチェンジで新たに
型式指定を受けて販売される自動車については、「JC08(ジェイシーゼロ
ハチ)モード燃費値」をカタログ等へ表示することを自動車メーカーに義務付
けます。既に販売されている自動車(継続生産車)についても、2013年2
月末までに、JC08モード燃費値を表示することを義務付けています。した
がって、2013年3月以降は、全ての自動車のカタログにJC08モード燃
費値が表示されることになります。
[3]燃費試験方法はどのように変わるのか!
自動車の燃費は、気象条件や渋滞等の使用環境や、急発進、エアコン使用等
の運転方法に応じて異なるため、車種間で燃費値を比較するためには、一定の
測定方法が必要です。そのため、国土交通省では、今から20年前の1991
年に燃費測定方法として「10・15(じゅうじゅうご)モード」を定めまし
た。10・15モードは、その当時のユーザーの自動車使用環境をもとに走行
パターンを定めており、現在まで使用されています。
しかし、自動車使用環境の変化や燃費測定技術の進歩を踏まえ、より実際の
走行に近づけるため、2011年4月から新たな測定方法であるJC08モー
ドを導入します。JC08モードでは、実際の走行と同様に細かい速度変化で
運転するとともに、エンジンが暖まった状態だけでなく、冷えた状態からス
タートする測定が加わりました。既に一部の自動車については、JC08モー
ドで測定した燃費値で審査を受けて、その燃費値をカタログ等に表示していま
す。
なお、車両によって異なりますが、一般的にJC08モード燃費の方が10
・15モード燃費より概ね1割ほど低い値になる傾向があり、実際の燃費値に
近くなります。
[4]カタログに記載されている燃費値と実際の燃費値が違うのはなぜ?
自動車の燃費は、前述のように使用環境や運転方法に応じて異なります。燃
費測定モードは、自動車の燃費性能を比較するために一定の走行状態を定めて
測定している一つの指標です。このため、カタログに記載されている燃費値と
実際の走行による燃費値は必ずしも一致しません。
一方で、カタログ燃費値と実走行燃費値との隔たりをできるだけ小さくする
ことは重要ですので、国土交通省では、本年4月よりJC08モードを導入す
るとともに、今後とも、燃費値のよりよい測定方法などの検討を続けていきま
す。
[5]燃費を良くするエコドライブの実践を!
自動車の燃費は運転方法によって大きく変わるため、環境にも財布にも優し
いエコドライブを実践することで、大幅に改善されます。
・アクセルをふんわりと踏んで、少し緩やかに発進するだけで10%程の燃費
改善。
・車間距離に余裕を持って加速や減速の少ない運転により、市街地で2%程、
郊外で6%程の燃費改善。
・早めにアクセルオフをしてエンジンブレーキを使用することで、2%程の
燃費改善。
・車内を冷やしすぎないようエアコンの使用を控えめにすることで大きく燃費
改善。外気温25度の時にエアコンを使用すると、12%程度燃費が悪化。
・無用なアイドリングをやめることで燃費改善。10分間のアイドリングで、
130CC程度の燃料を消費。
・現在販売されているガソリン乗用車は暖機不要。寒冷地など特別な状況を除
き、走りながら暖めるウォームアップ走行で充分。5分間の暖機で160C
C程度の燃料を消費。
[6]低燃費は地球温暖化に貢献する!
地球温暖化対策は、二酸化炭素などの温室効果ガス排出を抑制して温暖化の
防止を図るものです。
自動車や公共交通などの「運輸部門」からの二酸化炭素排出量は日本全体の
約2割となっています。運輸部門の主な対策として、燃費の優れた自動車の普
及促進を図る「自動車単体対策」や道路整備などの「交通流対策」を含む「自
動車・道路交通対策」、さらに「物流の効率化」や「公共交通の利用促進」を
含む「環境負荷の小さい交通体系の構築」などを推進しています。
自動車単体対策としては自動車の低燃費化を進めていますが、2011年4
月より、新車カタログ等に表示される燃費値は、実際の走行に近い「JC08
モード」で測定された数値になりますので、自動車を選ばれる際の参考として
頂きたいと思います。そして、自動車を運転される場合は、是非、地球温暖化
対策の推進に貢献するエコドライブを実践されることをお願いします。
■リーフレット「乗用車・貨物車の2015年度燃費基準スタート」
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/090702/01.pdf
■乗用車の新燃費基準値
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/090702/02.pdf
◆お知らせ
○企画展「今西錦司 三角点を巡る」を開催(国土地理院)
地図を生涯の友とし、登山に活用して全国1,550の山に登った人がいました。
生態学者、人類学者として名高い今西錦司氏(1902~92)は、登山家として
も活躍され、日本の登山界では広くその名前を知られています。
今西氏の遺品の中には、多数の地形図や地勢図が残され、これらの地図には
赤や黒の鉛筆で山行の記録が丹念に記入されています。
本企画展では、これら実物の地図と併せて、登頂した主な山や山頂等に設置
してある三角点を写真等で紹介します。実際に登山家が使用した当時の地図や
生の書き込み等を通して、具体的な登山ルートと地形を見比べながら読図を学
んでいただき、今後の安全で安心な登山などに活用いただければ幸いです。
なお、期間中に登山と地図等に関する講演会も開催されます。詳しくは国土
地理院ホームページをご覧ください。ご来場をお待ちしています。
期間:平成23年3月8日(火)~5月8日(日) 9:30~16:30(月曜日休館)
場所:国土地理院「地図と測量の科学館」特別展示室(茨城県)
※入館料無料
■地図と測量の科学館: http://www.gsi.go.jp/MUSEUM/index.html