国土交通省 メールマガジン

国土交通省 メールマガジン 平成23年3月20日

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                          2011/3/20  号外2
国土交通省メールマガジン(MLITメルマガ)のご利用ありがとうございます。
MLITメルマガでは、東北地方太平洋沖地震への対応状況等に関する情報
を「号外」としてお届けします。                      
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◇目 次◇
 1新着情報
  ・報道発表
  ・大臣会見要旨(3月15日)
 2「平成23年東北地方太平洋沖地震」における対応状況等
  ・交通機関の復旧状況等
  ・仙台空港の再生に向けた排水対策について
  ・仙台空港における救援物資輸送状況について
  ・成田空港、羽田空港近傍の放射線情報の提供について
 3お知らせ
  ・「被災された市長村の臨時掲示板」を東北地方整備局HPに掲載
  ・放射線量の測定状況(港湾・空港)


◆新着情報[3月20日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
(震災に関係する情報)
○仙台空港再生に向けた排水対策
  http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000311.html

○東北地方を起点とする高速バスの運行再開状況(3/20 12:00現在)
 http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000090.html

○東北地方等の国内線臨時便の運航
  http://www.mlit.go.jp/report/press/cab04_hh_000039.html

[3月19日追加発表分]
○国際民間航空機関(ICAO)からのプレスリリース
 ~日本への渡航制限はない~
  http://www.mlit.go.jp/report/press/cab03_hh_000147.html

【大畠大臣会見要旨(平成23年3月15日)】
  http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin1100315.html


※国土地理院、観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料
 は、以下のURLからご覧いただけます。
 国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
 観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
 気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index23.html
 運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
 海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h23/index.html


◆「平成23年東北地方太平洋沖地震」における対応状況等
[1]交通機関の復旧状況等
【鉄道】(20日現在)
○東北、山形、秋田新幹線の復旧状況
・東北新幹線(盛岡~新青森間)は23日運転再開予定です。
・秋田新幹線(盛岡~秋田間)は運転中です。なお、東京~新潟~秋田~盛岡
のルートが利用可能となっています。
・山形新幹線(山形~新庄及び福島~米沢間)は引き続き復旧作業中です。

○東北地方の主な在来線の復旧状況
・本日(20日)の新たな運転再開路線は、東北線(一ノ関~北上間)、北上
線(ほっとゆだ~横手間)で、北上線は全線開通、奥羽線(山形~米沢)、米
坂線(米沢~小国間)三陸鉄道北リアス線(宮古~田老間)、山形鉄道全線と
なります。
・明日(21日)に運転再開予定の路線は、奥羽線(院内~横堀)です。

○東北線、常磐線の復旧状況
・東北線の東京側(上野~黒磯間)と、青森側(青森~盛岡~一ノ関間)が運
転中です。日本海側の幹線である羽越線・奥羽線から青森経由で一ノ関まで
利用可能です。不通区間は黒磯~一ノ関間で、点検・復旧作業が続いています。
・常磐線は上野~土浦間が運転中で、不通区間は土浦~水戸~いわき間です。
また、いわき~岩沼間は被害情報収集中ですが、原発の関係で立入調査ができ
ない区域があり被害の全容判明には時間がかかる見込みです。

○貨物鉄道の運行状況について
・JR貨物による東北方面への石油列車の運行は、東京方面~宇都宮方面と、
東京・名古屋・大阪方面から羽越線・奥羽線及び青森経由で盛岡方面です。
・18日(金)より、毎日、横浜(根岸駅)発盛岡行きの石油列車を運行して
おり、本日(20日)から大型タンク貨車の運行を開始しました。

【高速道路】
○東北自動車道は、浦和~宇都宮間が通行可能です。

○北関東自動車道(水戸南IC~ひたちなかIC間)が、本日(20日)午前
11時に一般解放(緊急交通路の指定解除)となりました。同時に、茨城県道
路公社の一般有料道路である常陸那珂有料道路(ひたちなかIC~ひたち海浜
公園IC)も開通しました。

○常磐自動車道(水戸~いわき中央間)が、明日(21日)午前10時に一般
解放となります。

【高速バス】
○東北地方を起点とする高速バスの運行再開状況
 高速バスも緊急通行車両に指定されており、既に一部路線で運行を再開して
います。本日、次の区間が運行再開しました。なお、昨日までに運行を再開し
ている区間の情報は下記URLからご覧下さい。
・東北自動車道関連幹線路線:能代~池袋(秋北バス、往復1便)
・被災地と周辺地域を結ぶ路線:いわき~郡山(新常磐交通、往復6便)
  ■東北地方を起点とする高速バスの運行再開状況について(3/20 12:00現在)
 http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000090.html

【港湾】
○仙台塩釜港の啓開状況について
 仙台塩釜港(塩釜港区)に入港するための外港航路については、17日より
海上自衛隊及び海上保安部が航路の測量を実施し、東北地方整備局と宮城県が
啓開作業を実施してきました。
 仙台塩釜港には使用可能な大型石油取扱施設(タンク郡)があり、近くの岸
壁に接岸を可能とするために、湾内2地域の合計9地点に存在する沈船等の異
常物の撤去作業及び航路確認の測量を現在実施しており、本日(20日)深夜
に作業が終了する見込みです。これにより、仙台塩釜港の災害対策利用は直ち
に開始され、一般利用は明日(21日)から可能となります。

○その他の港
 本日(20日)から、相馬港(福島県)及び小名浜港(同)が、災害対策に
利用可能な港となりました。これで、被災した15港中9港が利用可能となり
ました。

【海運】
○仙台塩釜港に向けた内航石油船の出港について
 被災地に向けた燃料油の輸送については、海上ルートにより日本海側の港
(青森港、秋田港、酒田港、新潟港)に石油船で輸送し、そこから陸路輸送さ
れています。
 本日(20日)深夜に太平洋側の仙台塩釜港(塩釜港区)の利用が可能とな
ることから、燃料油(ガソリン、軽油、灯油)を載せた内航石油船(鶴宏丸、
2050kl、朝日タンカー(株))が、昨日(19日)に名古屋港を出港し、本日午後
にもう一隻の油送船(第5三鳳丸、2000kl、同社)が出港しています。
 太平洋側の港に燃料油の海上輸送が可能になり、大量かつ効果的な物資輸送
が行われることになります。

【その他】
○災害情報及び詳細情報は、以下に掲載しております。
  ■災害情報 平成23年東北地方太平洋沖地震(総括)
    http://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_110311.html
  ■平成23年東北地方太平洋沖地震への対応状況
   (道路、鉄道、住宅、河川、港湾、自動車などに関する情報)
    http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001403.html


[2]仙台空港の再生に向けた排水対策について
 仙台空港周辺の低平地では広範囲にわたり、住宅地、空港アクセス線及び下
水道処理施設などの主要インフラ施設が浸水している状態にあり、そして、行
方不明者の捜索活動を促進するため、早急に排水を行う必要があります。
 そのため、まず排水路等にある障害物を除去し自然排水を促進する方法と、
国土交通省が全国に配備している排水ポンプ車を集め、名取川河口から阿武隈
川河口の広範囲な浸水区域を重点的に行うため、本日(20日)より浸水解消
の作業を開始しました。


[3]仙台空港における救援物資輸送状況について
 救援機の離発着が可能な仙台空港において、本日14時29分、救援物資を
輸送する米軍機の大型長距離輸送機C17が到着しました。同じく米軍機の高
い短距離離着陸性能を持つC130(2機)による輸送も行われています。


[4]成田空港、羽田空港近傍の放射線情報の提供について
 成田空港及び羽田空港近傍における、福島原子力発電所からの放射性物質の
飛散に関する測定値の情報提供を開始しました。
  ■首都圏空港(成田空港・羽田空港)における放射線測定状況について
   http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk7_000002.html(Japanese)
   http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk7_000003.html(English)


◆お知らせ
○「被災された市長村の臨時掲示板」を東北地方整備局HPに掲載
 大きな被害を受けた市町村毎の物資補給に関するニーズ等の情報提供のため、
東北地方整備局ホームページに「被災された市町村の臨時掲示版」を開設しま
した。同整備局では、道路復旧の過程で市町村との連絡手段を確保しており、
今後、被災された市町村での本格的な通信手段が回復するまでの間、この掲示
板を掲載します。
 この掲示板に掲示される情報は、被災された市町村より届く情報をそのまま
掲載するもので、毎日更新いたします。
 また、物資をご提供される場合はお住まいの都道府県にお問い合わせ下さい。
ご提供された物資は、各県や自衛隊などで調整して過不足などの偏りがないよ
うお届けされることになります。
  ■各都道府県の救援物資受付一覧
   http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/B00097/K00360/taiheiyouokijishinn/keijiban/ichiranhyou.pdf
  ■東北地方整備局
   http://www.thr.mlit.go.jp/


○放射線量の測定状況(港湾・空港)
<東京港及び横浜港近傍の放射線量の測定状況>
 平成23年3月20日(午前)現在のレベルでは、人体への影響はありません。
  ■ http://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr1_000040.html
<首都圏空港(成田空港・羽田空港)の測定状況>
 平成23年3月20日(午前)現在のレベルでは、人体への影響はありません。
  ■ http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk7_000002.html
<福島空港の放射線の測定状況 ※福島県ホームページへリンクします>
 平成23年3月20日(15時(第118報))現在のレベルでは、健康に影響ないレ
ベルと考えられます。
※胃のX線集団検診1回当たりの放射線量は、600マイクロシーベルト/回ですが、本日
 の測定値のうち、最も高い飯舘村の測定値(13.30マイクロシーベルト)は、これを
 十分下回っています。 
  ■ http://www.pref.fukushima.jp/j/index.htm

※東京港・横浜港近傍及び首都圏空港の測定情報は、<英語版>でも公表して
 います。
 ■「2011 Tohoku district - off the Pacific Ocean Earthquake」
   http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001411.html

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