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2011/4/22 第629号
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◇目 次◇
1新着情報
・大臣発言(会見速報版)
・本日の報道発表
2意見募集
・行政手続法に基づく意見公募(4月22日公表分)
3東日本大震災における対応状況等
・平成23年度「補正予算」
・応急仮設住宅の着工状況・着工推移
・交通機関の復旧状況
4編集長だより
◆新着情報[4月22日発表分]
【大臣発言(会見速報版)】
「H23補正予算」「港湾における放射線対策」「東日本大震災関連の法律
案」「都市再生特別措置法の一部改正に関する法律(公布)」
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001498.html
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○平成23年度国土交通省関係補正予算の概要
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo05_hh_000066.html
○建設企業の連携によるフロンティア事業選定結果
~建設企業の新事業展開を応援します~
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo14_hh_000202.html
○第22回全国「みどりの愛護」のつどいの実施
http://www.mlit.go.jp/report/press/city10_hh_000067.html
○第22回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰受賞者の決定
http://www.mlit.go.jp/report/press/city10_hh_000066.html
○東日本大震災による被害を受けた公共土木施設の災害復旧事業等に係る工事
の国等による代行に関する法律案
http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000324.html
○東日本大震災により甚大な被害を受けた市街地における建築制限の特例に関
する法律案
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000240.html
○港湾における放射線対策
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji01_hh_000101.html
○運輸安全委員会による航空事故調査報告書に関する航空局の対応
http://www.mlit.go.jp/report/press/cab10_hh_000036.html
○第6回「空港運営のあり方に関する検討会」の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/cab05_hh_000032.html
○成田・羽田空港におけるU/Lルールの一時停止
http://www.mlit.go.jp/report/press/cab03_hh_000155.html
○バス事業のあり方検討会(第6回)の開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000095.html
○<運輸安全委員会>事故等調査報告書の公表について
http://www.mlit.go.jp/jtsb/index.html
※国土地理院、観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料
は、以下のURLからご覧いただけます。
国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index23.html
運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h23/index.html
◆意見募集
【行政手続法に基づく意見公募(4月22日公表分)】
○交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 中央新幹線小委員会答申(案)に
関する意見の募集
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155110801&Mode=0
◆東日本大震災における対応状況等
○平成23年度「補正予算」
本日(22日)、東日本大震災の復旧に向けた平成23年度第1次補正予算案の
概要が閣議決定されました。政府全体での歳出予算は4兆153億円、このう
ち国土交通省関係では、1兆1、489億円(国費総額)の歳出項目を計上し
ました。
国土交通省関係補正予算は、東日本大震災に対応するため、被災した河川、
道路、港湾、空港、下水道等の災害復旧事業や各種施設の復旧、被災者向けの
住宅の確保、早期の復旧・復興に向けた調査に係る予算項目を計上しています。
<主な内容>
《国費(合計):1兆1,489億円》
【1】災害復旧等 9,662億円
1.災害復旧等事業8 ,984億円
(1)公共土木施設等(河川、道路、港湾、下水道等)7,751億円
(2)空港等災害復旧 186億円
(3)航路標識災害復旧 19億円
(4)既設公営住宅等施設災害復旧 468億円
(5)水資源開発施設災害復旧((独)水資源機構)15億円
(6)有料道路災害復旧
(東日本高速道路(株)、首都高速道路(株))492億円
(7)埠頭公社港湾施設災害復旧
((財)宮城県フェリー埠頭公社への無利子貸付)1億円
(8)空港機能施設災害復旧(仙台空港ビル(株)への無利子貸付)51億円
2.公共土木施設等の緊急対応等 194億円
(1)河川堤防、河川構造物の維持修繕、河川管理施設の機能確保等 138億円
(2)砂防設備、地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設の整備 13億円
(3)海象観測機器の補修 8億円
(4)緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)による調査 36億円
3.海上保安庁活動経費等 130億円
(1)巡視船艇修繕、航空機整備等、情報通信施設等の復旧 108億円
(2)捜索救助活動経費 22億円
4.気象庁関連経費 77億円
観測ネットワークの復旧等
5.測地基準点等の復旧 47億円
災害復旧に向けた公共事業や土地の境界復元に資する測地基準点(三角点、
補助基準点等)等の復旧
6.港湾荷役機械等復旧 97億円
7.官庁施設等復旧 134億円
【2】被災者向け住宅の供給 1,676億円
1.災害公営住宅等の供給 1,116億円
2.(独)住宅金融支援機構による災害復興住宅融資等 560億円
【3】復旧・復興に向けた調査 151億円
1.津波被災市街地の復興手法調査 71億円
2.河川復旧等調査 21億円
3.海岸事業調査 3億円
4.港湾復旧復興調査 9億円
5.道路交通状況調査 10億円
6.鉄道施設調査 1億円
7.災害復興計画基図緊急調査 36億円
《財政投融資》
(独)住宅金融支援機構 1,800億円
■平成23年度予算: http://www.mlit.go.jp/page/kanbo05_hy_000084.html
(補正予算の概要: http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo05_hh_000066.html )
○応急仮設住宅の着工状況・着工推移
(着工状況) http://www.mlit.go.jp/common/000140307.pdf
(着工推移) http://www.mlit.go.jp/common/000142187.pdf
○交通機関の復旧状況
[1] 本日(22日)午前10時現在の各施設等の復旧率は次のとおりです。
東北新幹線74%、JR常磐線85%(いずれも原発規制区間を除く)
港湾35%(バース換算)
[2] 近日中の交通機関の運転再開予定など、震災復興に向けた新たな動きを
お知らせ致します。
<4月23日(土)>
・東北新幹線(盛岡駅~一ノ関駅)運転再開見込み
・JR仙山線(愛子駅(あやしえき)~山寺駅)運転再開見込み
・移動自動車相談所の開設(茨城県神栖市)
<4月25日(月)>
・東北新幹線(福島駅~仙台駅)運転再開見込み
<4月29日(金)>
・東北新幹線(全線:仙台駅~一ノ関駅)運転再開見込み
・仙台市交通局(台原駅~泉中央駅)運転再開見込み
○国土交通省の取組概要
http://www.mlit.go.jp/common/000138602.pdf
○災害情報 東日本大震災への対応(総括)
http://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_110311.html
○東日本大震災への対応状況
(道路、鉄道、住宅、河川、港湾、自動車などに関する情報)
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001403.html
◆編集長だより
広報課長 野村 正史
4月も半ばを過ぎ、全国的にもだいぶ暖かくなってきました。雨が降っても
以前のような冷たい雨ではなく、柔らかな匂いのする優しい雨です。
雨と言えば、一昨日は二十四節気のひとつ、穀雨でした。穀雨とは、穀物の
成長を助ける雨のことで、ちょうどこの頃に田畑の準備が整い、それに合わせ
て春雨が降るから、というのが名の由来ということです。
ところが、ことしは穀雨の頃になっても作付の出来ない地方があります。津
波に襲われた東北の沿岸地方では、水が引いたあとも農地には瓦礫や塩害が残
っています。原発事故の影響のある地域においては、津波の被害が無くても今
年は農の営みを諦めなければならない場所があります。
そして、地震から6週間を経た今でも、まだ多くの方が避難所に身を寄せて
います。そればかりか、1万人を遥かに超える方々の行方が未だに判明してい
ません。会いたい人と会うことが出来ず、瓦礫の街を探し続ける方々がまだた
くさんおられます。
このような現状を見ると、日本は本当にこの震災を乗り越えていけるのか、
被災された方々が生活や生業を再建して野や海に豊かな実りを得るのはいつの
日か、という思いがよぎります。
しかしながら、このような状況の中でも被災地には未来に繋がる動きが生ま
れています。学舎を巣立ち新しい世界に踏み出した若者がいます。間借りの教
室には一年生の笑顔があります。被災した企業の中にも新入社員を迎え再稼働
するところが出てきました。人の営みとはすごいもので、たとえ逆境にあって
も、生きていくためのハードルを一つずつ越えていこうとします。そして、春
という季節はそのような生命力の発現を強く促します。そういう意味で、穀雨
というのは人にとっても、心の中の希望の芽を伸ばしていく慈雨だと言えます。
国土交通省が今直面する最も大きな課題は、応急仮設住宅の早期建設です。
被災各県の要望は約72,000戸に上りますが、本日現在で、確保された用地が約
26,000戸分、着工済・着工予定が約16,000戸にとどまります。被災された方々
の希望の芽が大きく伸びていくためには、まず身を落ち着ける場所がなくては
なりません。適地が見つからないなど建設が捗らない理由は様々ありますが、
大畠大臣からは、万難を排して5月中に30,000戸の完成を目指すよう指示があ
りました。この目標はかなり厳しいものですが、被災者の方々にとっての穀雨
となれるよう、私達は応急仮設住宅の建設に最大限の努力を払って参ります。
さて、桜前線はどこまでみちのくを北上したでしょうか。今年は日本中の誰
もが落ち着いて桜を見ることはなかったと思いますが、被災地には今年も変わ
らずに桜が咲き、春の来訪を告げています。薄紅色の花は、復旧復興に取り組
む方々の心に希望の灯をともしたことと思います。この後何回目かの桜が咲く
頃には美しい国土が甦っていることを祈りながら、被災地復興のため自分に出
来ることに精一杯取り組んでいきたいと思います。