国土交通省 メールマガジン

国土交通省 メールマガジン 平成23年9月9日

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                          2011/9/9 第724号
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◇目 次◇
 1新着情報
  ・大臣発言(会見速報版)
  ・報道発表(本日分、8日分)
 2東日本大震災における対応状況等
 3行政手続法に基づく意見公募(9月9日公表分) 
 4お知らせ
    ・毎年10月は「住生活月間」です
 5編集長だより


◆新着情報
【大臣発言(会見速報版)】
 日本大震災の被災地の視察
  http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001674.html

【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
[9月9日発表分]
○造船統計速報(平成23年7月分)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/joho05_hh_000159.html

○建設工事受注動態統計調査報告(平成23年7月分)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000249.html

○住宅着工統計による再建築状況の概要(平成22年度分)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000248.html

○トラック輸送情報(平成23年6月分)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/joho05_hh_000158.html

○東北地方及び周辺地域における主要建設資材需給・価格動向調査結果<予備
調査:平成23年8月16~20日現在>
  http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000224.html

○主要建設資材月別需要予測<平成23年10月分>
  http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000223.html

○台風第12号に伴う豪雨により発生した河道閉塞における投下型水位観測ブイ
の投下について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000400.html

○静岡地域におけるXバンドMPレーダの降雨観測情報の一般配信の開始
  http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000394.html

○平成23年台風第12号による河道閉塞箇所の集水域における雨量観測情報の提

  http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000393.html

○平成23年度(第2回)住宅・建築物省CO2先導事業提案の募集
-東日本大震災後のエネルギー状況を克服するリーディングプロジェクトを
求む-
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000283.html

○平成23年度「住生活月間」の実施
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000056.html

○(お知らせ)エコポイントの活用による環境対応住宅普及促進事業(住宅エ
コポイント事業)の実施状況(平成23年8月末時点)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000282.html

○第19回「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」の開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo07_hh_000034.html

○「サービスの高度化に伴い発生する遅延等に対応した定時運行の確保方策に
関する調査」の概要
 -遅延防止や輸送障害発生時の影響最小化のための対策-
  http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo04_hh_000027.html

○改善対策の届出(いすゞ フォワード)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000896.html

○日・カナダ航空当局間協議の開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/koku05_hh_000041.html

[9月8日発表分]
○台風第12号に伴う豪雨により発生した河道閉塞における投下型水位観測ブ
イの投下
  http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000395.html

○平成23年台風第12号に伴う土砂災害発生後の土砂災害警戒情報の暫定基準
の設定(和歌山県)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000397.html

○平成23年台風第12号に伴う土砂災害発生後の土砂災害警戒情報の暫定基準
の設定(奈良県)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000396.html

※国土地理院、観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料
 は、以下のURLからご覧いただけます。
 国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
 観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
 気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index23.html
 運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
 海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h23/index.html


◆東日本大震災における対応状況等
○応急仮設住宅関連情報
 応急仮設住宅の着工・完成状況や入居の募集状況など、各自治体へのリンク
  http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_kasetu.html

○交通・住まいなど国土交通省の対応状況詳細
  http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_top.html


◆意見募集
【行政手続法に基づく意見公募(9月9日公表分)】
○都市再生特別措置法施行規則の一部を改正する省令案(仮称)
  http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155110410&Mode=0


◆お知らせ
○毎年10月は「住生活月間」です
 平成18年6月に、住宅の「量」の確保を図る政策から住宅ストックの「質」
の向上を図る政策への本格的な転換を図るため「住生活基本法」が制定され、
同年9月には「住生活基本計画(全国計画)」が策定されました。
 豊かな住生活の実現に資する啓発活動を推進するため、平成元年から毎月
10月を「住宅月間」と定め各種行事を実施してきましたが、平成19年度から
それまでの「住宅月間」を改め、「住生活月間」としてスタートしました。
 期間中は、関係省庁・機関・団体等の参加を得て、今年度も国民の豊かな
住生活の実現を図るため「住生活月間」を実施し、全国各地でシンポジウム、
住宅フェア等を通じて、国民に住生活の向上に役立つ様々な情報を提供いた
します。
  ■ http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000056.html 


◆編集長だより

                      広報課長 野村 正史
  皆様ご承知のとおり、先週2日に野田内閣が発足しました。国土交通省にお
いても前田武志大臣が就任、5日には松原仁、奥田建の両副大臣、津島恭一、
室井邦彦の両大臣政務官も就任し、留任した津川祥吾大臣政務官と併せ、新し
い政務三役の布陣が決まりました。
 前田大臣は職員に対する就任挨拶の中で「国土交通省は24時間危機管理に携
わる役所である。」と述べましたが、既に台風12号が各地に被害を与えている
なかで、臨場感のあるコメントに緊張感が走りました。旧建設省に技官として
16年余勤務した経験のある前田新大臣の指揮の下、大畠前大臣の掲げた「国民
の命と暮らしを守る国土交通省」を引き続き旗印に掲げ、職員一同、地に足の
着いた国土交通行政に取り組んでいきたいと思います。
 その台風12号ですが、非常に足が遅く長い間西日本にとどまったため、四国
や紀伊半島では記録的な雨量となりました。和歌山県、奈良県、三重県などを
中心に、河川の氾濫や土砂災害による被害が多発し、100名を超える住民の方
がお亡くなりになり、あるいは行方不明となっています。建築物や公共施設へ
の被害も甚大です。被害規模では平成16年の台風23号以来の台風災害となりま
した。お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、災
害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。
 3月の大震災に引き続いての自然災害に遭遇し、あらためて日本は災害に対
し脆弱な国土構造にあるとつくづく思います。津波や河川氾濫といった水災害
と水に起因する土砂災害も、周囲を海に囲まれ急峻で平地の少ない日本の地理
的条件などを考えると、逃れることの出来ない宿命的な災害ともいえます。自
然現象は制御できません。ゆえに災害を完全に封じ込めることも出来ません。
したがって、災害の発生が間近に迫っていることを感知して迅速に周知する仕
組み、その情報に基づき速やかに避難する仕組みなど、ソフトウェアを中心と
する減災対策を今後一層強化する必要があると痛感させられました。
 ただ、一方で大きな課題と考えられるのは、そのようなソフトウェアを整え
ても、それが個々の住民に浸透していかなければ減災の実現には繋がらないと
いうことです。自分が住み、あるいは働く場所は災害に関してどういう危険性
を有しているのか、災害が起こりそうな時はどこに避難するのか、どのような
タイミングで避難を開始するのか、家族間の連絡はどのように取り合うのか等
々、日々の生活行動の中にきちんとした基準を持っておくことが必要になりま
す。それは「言うは易く行うは難し」の最たるものでしょうが、ひとりひとり
の意識に少しでも擦り込まれるよう、行政、マスコミ、教育、コミュニティな
ど様々な主体と様々な手段により繰り返し訴えていく必要があると思います。
 そして、過去の災害経験に基づく防災意識を伝承していく工夫も必要です。
例えば、三陸沿岸には過去の三陸地震の際津波が到達した場所に「ここまで津
波が来た。ここから下に家を建てるな。」と記された碑が多くあります。安政
南海地震に関しては、堺市の大浜公園に「津波の際には船に乗って逃げるな。」
と説いた碑がありますし、紀州に津波来襲の際稲わらの束に火をつけ村人を高
台に誘導して救った濱口梧陵については、小泉八雲が「A Living God」を著し、
さらに、「稲むらの火」という有名な逸話として戦前の小学校教科書に掲載さ
れました。この物語は本年より再び小学校教科書に掲載されています。
 そのように、自然災害からかけがえのない命を守るためには、ハードウェア
(防災施設)、ソフトウェア(知恵の仕組み)はもちろん、世代を超え、時代
を超えて経験を語り継ぐための、息の長い意識的努力の継続が何より必要なの
です。

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