国土交通省 メールマガジン

国土交通省 メールマガジン 平成23年9月22日

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                          2011/9/22 第732号
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◇目 次◇
 1新着情報
  ・本日の報道発表
 2東日本大震災における対応状況等
 3お知らせ
  ・「巨大水災害に関する国際フォーラム」を開催します!
 4編集長だより


◆新着情報[9月22日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○「武家の古都・鎌倉」及び「富士山」の世界文化遺産推薦にかかる推薦書
(暫定版)のユネスコへの提出
  http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000077.html

○平成23年度「都市緑化月間」(10月1日~10月31日)が始まります
 ~ひろげよう 育てよう みどりの都市~
  http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000076.html

○第18回今後の治水対策のあり方に関する有識者会議の開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000408.html

○指定確認検査機関の廃業に伴う引継ぎにかかる書類の紛失
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000266.html

○リコールの届出(三菱 ふそう)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000906.html

○調査・設計等分野における品質確保に関する懇談会の開催
  http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000160.html

○「日南アフリカ水資源ワークショップ」の結果概要
  http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo07_hh_000152.html

※国土地理院、観光庁、気象庁、運輸安全委員会、海上保安庁の報道発表資料
 は、以下のURLからご覧いただけます。
 国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
 観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/news_index.html
 気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/press/index23.html
 運輸安全委員会 http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou.html
 海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h23/index.html


◆東日本大震災における対応状況等
○応急仮設住宅関連情報
 応急仮設住宅の着工・完成状況や入居の募集状況など、各自治体へのリンク
  http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_kasetu.html

○交通・住まいなど国土交通省の対応状況詳細
  http://www.mlit.go.jp/report/daisinsai_top.html


◆お知らせ
○「巨大水災害に関する国際フォーラム」を開催します!

 独立行政法人土木研究所等では、開発途上国及び先進国の防災責任者、国際
機関関係者、科学者など水災害に関する世界の関係者をお迎えし、「巨大水災
害に関する国際フォーラム-東日本大震災を踏まえて-」を開催します。
 このフォーラムの開催により、災害の歴史や社会的背景等の見地から、巨大
水災害に対する予防・応急対応、復旧・復興について各国が経験と教訓を共有
し、防災・減災に向けた各国の連携、域内協力、国際連帯が進むことが期待さ
れます。

 開催日:平成23年9月27日(火)13時00分~17時30分
 会 場:国際連合大学本部(渋谷区神宮前5-53-70)

 ※同時通訳あり。事前申し込みが必要なため、詳細については
  下記URLを御覧ください。
  ■独立行政法人土木研究所
  → http://www.pwri.go.jp/jpn/news/2011/0927/ICHARM_5th.pdf
 ■「巨大水災害に関する国際フォーラム」の開催
  → http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000407.html


◆編集長だより

                       広報課長 野村 正史
 野分、のわき…、源氏物語第28帖の題名ともなっているこの秋の季語は、耳
にはどことなく優雅に聞こえます。しかし、昨日日本列島を駆け抜けた台風15
号は、文字通り日本列島を荒々しく切り分けて行きました。鈍足台風だった12
号とは対照的に三陸沖に抜ける頃には時速70㎞にも速度を上げて、まさに疾風
の如く過ぎていきました。
  2週間前のこの欄では、新内閣発足を見舞った台風12号について言及しまし
た。その爪痕は今でも列島各所に残されています。紀伊半島に幾つも出来たい
わゆる土砂ダム、河道閉塞は現在でも解消していません。今回の15号による降
雨でこれらの決壊が懸念されましたが、激しい土石流の発生は現在のところ起
きていないようです。ただ、それぞれの下流域の住民の方は引き続き避難生活
を続けておられますので、早急に本格的な対策に着手しなければなりません。
  そして、15号は名古屋圏、首都圏、仙台圏と都市部を直撃しました。名古屋
市では人口の半分に相当する100万人に避難勧告が出され、また、首都圏では
台風が通過した夕刻から夜にかけて殆どの交通機関が運行を見合わせ、多くの
帰宅通勤者が会社やターミナル駅周辺で足止めを余儀なくされました。駅前や
改札にあふれる人並みは東日本大震災当日の夜の東京を想起させましたが、そ
の時と同じく、お互い助け合いながら冷静に運転再開を待つ人々の姿が印象的
でした。
  今年はこの欄で災害について述べることが本当に多くなりました。編集長就
任の挨拶となった小生初稿の昨年8月20日がまず災害関係でしたが、以来、年
末年始の豪雪、東日本大震災、今回の2つの台風と続きました。新聞などのコ
ラムを見ても、今年はもうこれ以上自然災害をもたらさないよう天にお願いす
るといった趣旨の記事が多く見られますが、今年ほど我が国が自然災害から逃
れられない宿命にあることを痛感した年はないと思います。
  この我が国の宿命について、前田国土交通大臣は会見において、我が国には
豊かな雨が降り、緑を育み、多くの川となって流れ、その流域ごとに生活が営
まれ、素晴らしい日本の歴史を刻んできたと語った上で、それは取りも直さず、
時には残酷な牙をむく自然と上手く折り合いを付けて来たということに他なら
ないと指摘しました。
  自然のもたらす恩恵も計り知れないほど大きいことは事実です。私達は私達
を取り巻くこの自然がなければ生きていけません。自然と敵対したままでいる
ことも、自然を征服することも出来ません。何とか自然の脅威をかわし、すり
抜けて、最低限生命だけは守り通す、これが自然に比べ圧倒的に小さな存在で
ある私達が自然と付き合っていく術だと信じ何百代にもわたりこの国土の上で
住みなしてきたのだと思います。
  ただ、漫然としていては、自然の脅威をかわし、すり抜ける事は出来ません。
失われる命をひとつでも少なくする為にたゆまぬ努力を講じるのが人間の叡智
です。今年はそのことについても深く再認識しました。
  さて、東日本大震災、そして今回の2つの台風で被災された皆さん、それぞ
れ一日も早く従来の生活を取り戻していただくことが未だ大きな課題です。前
田大臣のいうとおり、私達は過去から綿々と自然と折り合いを付けながら、大
きなダメージを受けても再びしなやかに立ち上がってきました。今回は台風の
被災も加わりましたが、それも含めて乗り越えていかなければなりません。野
分が過ぎれば秋も本番、東北では冬の足音も聞こえてきます。猶予はありませ
ん。被災地の復旧・復興に拍車をかけて取り組んでいきます。

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