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国土交通省Q&A

国土交通省(こくどこうつうしょう)Q&A(きゅーあんどえー)

航空(こうくう)

 Q 航空交通に対してどのような安全対策を行っていますか。
 Q 災害に備えて空港はどのような対策を考えていますか。
 Q 空港のテロ対策として、どのようなことを行っていますか。

 航空交通に対してどのような安全対策を行っていますか。

 

  航空機の運航の安全性を確保するため、何重もの安全対策を積み重ね、事故の発生を防ぐあらゆる取組みを行っています。その一環として、航空機の墜落に限らず、様々な航空事故や事故に結びつく恐れのあった事案については、専門家が原因を徹底的に調査し、二度と同様の事故を起こさないよう更なる安全性の向上を図ってきました。加えて、そのような事態の予兆があった場合も航空会社に報告を求め、安全対策に活用しており、昭和61年以降、我が国の航空会社による定期便の乗客死亡事故は発生していません。

また、外国の航空会社に対しては所属国の航空当局が、国際基準に基づき、安全監督を実施しています。国際基準を満たしていなければ、我が国の空港に乗り入れることはできません。

各国の航空当局は、国際基準に基づく適切な安全監督を実施していることについて、国連の機関である国際民間航空機関(ICAO)による定期的な安全監査を受け、必要に応じ、ICAOが改善を指導することとなっています。加えて、我が国に乗り入れている外国航空機に対し、検査官が立入り検査を行い、必要に応じ当該航空会社や所属国の航空当局に対し是正を求めるなどの対応を行っています。 

 

 災害に備えて空港はどのような対策を考えていますか。

 

  大規模な災害が起こると、新幹線や高速道路は分断される可能性がありますが、飛行機は空を飛ぶので、離着陸地点の空港がしっかりと機能していれば、けが人・病人の搬送や救援物資の輸送をすることができます。また、災害後早い時期にみなさんが飛行機を利用できるようになります。

 そのため空港では、地震が起こっても滑走路・管制塔・ターミナルビルなどの施設が壊れないように作っています。また、洪水や高潮で浸水しないように、浸水しても停電などが発生しないように、護岸を高くしたり水をせき止める扉を設置したりしています。さらに、みなさんが安全に避難できるように、食料・水・毛布などの準備をしたり、空港で働いている人達が訓練をしたりしています。

 

 空港のテロ対策として、どのようなことを行っていますか。

 

  飛行機を乗っ取ってハイジャックを行ったり、飛行機を爆破するテロを行ったりさせないように、色々な予防策をとっています。

 ハイジャックやテロを防止する一番の方法は、機内にナイフや包丁などの危険な物を持ちこませないことです。そのため、空港にある「保安検査場」というところで飛行機に乗る前に、人、手荷物などを検査して、危険なものを飛行機の中に持ち込もうとしていないか調べています。

 また、飛行機を爆破されないように、飛行機に乗せる荷物に爆弾などがないか、飛行機に乗る人が爆弾などを持っていないかどうか検査しています。

 空港やその周辺では、警察と協力して警備も行っていて、不審な人が入らないようにしていますし、空港や飛行機に対してテロを行おうとする人が簡単に入ってこられないように、空港の周りにフェンスを張ったり、もし誰かが侵入したらすぐわかるようにセンサーを設置したりもしています。

 

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