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国土交通省Q&A

国土交通省(こくどこうつうしょう)Q&A(きゅーあんどえー)

鉄道(てつどう)

 Q1 鉄道はどのような仕組みで動いているのですか?
 Q2 リニアモーターカーにはどのような技術が使われていますか?
 Q3 なぜ機関車は石炭を使って走るのですか?
 Q4 鉄道の線路に敷かれている大量の石はなんですか?

 鉄道はどのような仕組みで動いているのですか?

 

 鉄道には、電気を使用して動く電車、自動車のように石油を使うエンジンによって動くディーゼル車、SLと呼ばれている蒸気機関車があります。電車は、発電所で作った電気を車両に送り、その電気でモーターを回して走ります。
 ディーゼル車は、車両に石油(軽油)タンクを備えていて、その石油で車体のエンジンを動かして、自動車と同じような仕組みで走ります。また、最近では、燃料は石油ですが、石油でエンジンを動かす代わりに発電機を動かし、その電気でモーターを動かして走る「ハイブリッド車両」も使われ始めています。

 

 リニアモーターカーにはどのような技術が使われていますか?

 

 説現在、平成39年の開業を目指し、超電導リニアモーターカーで東京と名古屋を結ぶ「リニア中央新幹線」の建設が始まっています。
 超電導リニアモーターカーは、超電導磁石と言われる強力な電磁石を利用することで、約10cm浮きながら時速500kmで走行できる新しい方式の鉄道です。平成9年4月から山梨県にある実験線で本格的な走行試験を開始し、平成27年4月には、時速603kmという鉄道の最高速度のギネス記録を達成するなど、順調に技術開発が進んでいます。
 現在は、超電導リニアモーターカーの実現を目指して、主に建設や運転するために必要な費用を少なくするための技術開発を進めています。

 

 

参考ページ:  『超電導リニア Superconducting Maglev』(JR東海)(http://jr-central.co.jp/)

 なぜ機関車は石炭を使って走るのですか?

 

 蒸気機関車(SL)は、石炭を燃やして発生する熱により水を蒸気にします。水は温めると蒸気になり、このとき体積も大きくなろうとして大きな力を出します。この力を利用して機関車は走っています。
 より詳しい仕組みについては、全国にいくつかある鉄道をテーマとした博物館などで知ることができます。

 

 

<鉄道をテーマとした博物館等>
小樽市総合博物館(北海道小樽市)(https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/)
鉄道博物館(埼玉県さいたま市)(http://www.railway-museum.jp/top.html)
青梅鉄道公園(東京都青梅市)(http://www.ejrcf.or.jp/ome/)
大井川鐵道ロコミュージアム(静岡県榛原郡川根本町(千頭駅))(http://oigawa-railway.co.jp/museum)
リニア・鉄道館(愛知県名古屋市)(http://museum.jr-central.co.jp/)
京都鉄道博物館(京都府京都市)(http://www.kyotorailwaymuseum.jp/)
四国鉄道文化館(愛媛県西条市)(http://s-trp.jp/guidence1.html)
九州鉄道記念館(福岡県北九州市)(http://www.k-rhm.jp/)

 鉄道の線路に敷かれている大量の石はなんですか?

 

 鉄道の線路に敷く石のことを「バラスト」といいます。バラストを線路に敷く理由は、列車の重量を分散させ、線路の路盤に荷重が均等にかかるようにするためです。
もう一つの理由は、列車が走るときに発生する振動を少なくするためです。石と石とが重なり合うことにより、振動が少なくなります。
 簡単に例えるなら、バラストは皆さんが椅子に座るときの「クッション」のような役割を果たしています。

 

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