【令和6年3月27日】 令和6年地価公示を公表しました

【令和6年3月27日】 令和6年地価公示を公表しました

 3月27日に、令和6年地価公示(1月1日時点の地価)を公表しました。
 令和5年1月からの1年間の地価動向は、全国平均では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大しました。
 三大都市圏では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大しました。東京圏、名古屋圏では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大しました。大阪圏では、全用途平均・住宅地は3年連続、商業地は2年連続で上昇し、それぞれ上昇率が拡大しました。
 地方圏では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇しました。全用途平均・商業地は上昇率が拡大し、住宅地は前年と同じ上昇率となりました。地方四市(札幌市・仙台市・広島市・福岡市)では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも11年連続で上昇しました。全用途平均・住宅地は上昇率が縮小しましたが、商業地は上昇率が拡大しました。その他の地域では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも2年連続で上昇し、上昇率が拡大しました。
 
 
<特徴的な動きを示した地点の紹介>
 
【栃木県宇都宮市】
〇 宇都宮-39 (令和6年標準地地価:66,300円/㎡ 変動率:+7.5%)地価上昇率(住宅地)栃木県1位
〇 宇都宮-201(令和6年標準地地価:79,800円/㎡ 変動率:+4.3%)地価上昇率(住宅地)栃木県2位
〇 宇都宮-62 (令和6年標準地地価:81,700円/㎡ 変動率:+4.1%)地価上昇率(住宅地)栃木県3位
 
令和5年8月に、宇都宮駅と芳賀・高根沢工業団地を結ぶ「宇都宮芳賀ライトレール」が開業し、交通利便性が格段に向上したことから、沿線の居住環境が良好な住宅地を中心に地価は高い上昇をみせております。
 

栃木県宇都宮市「宇都宮芳賀ライトレール」


【大阪府大阪市中央区】
〇 大阪中央5-19(令和6年標準地地価:6,200,000円/㎡ 変動率:+25.3%)地価上昇率(商業地)全国8位
〇 大阪中央5-23(令和6年標準地地価:15,400,000円/㎡ 変動率:+15.8%)
〇 大阪中央5-2(令和6年標準地地価:21,400,000円/㎡ 変動率:+13.8%)
 
 道頓堀地区では、新型コロナの影響により、インバウンドを中心とした観光客が激減し、地価は大幅な下落を示していましたが、令和4年10月の入国制限の緩和以降、観光客が大幅に回復し、賑わいを取り戻したことから、地価は大幅な回復をみせております。
 

大阪市中央区「道頓堀地区」


【熊本県菊陽町・大津町・合志市】
〇 熊本大津5-1(令和6年標準地地価:77,000円/㎡ 変動率:+33.2%)地価上昇率(全用途)全国1位
〇 菊陽5-1(令和6年標準地地価:95,500円/㎡ 変動率:+30.8%)地価上昇率(全用途)全国2位
〇 菊陽-301(令和6年標準地地価:102,000円/㎡ 変動率:+13.3%) 地価上昇率(住宅地)熊本県2位
 
 菊陽町や大津町、合志市では、令和3年11月に台湾の大手半導体メーカー(TSMC)が菊陽町への工場建設を発表して以降、関連企業も含めた従業員向けの住宅のほか、事務所や店舗、ホテル等の多岐にわたる需要が旺盛となっており、住宅地・商業地・工業地ともに地価は高い上昇をみせております。
 

熊本県菊陽町「JASM(TSMC子会社)」


令和6年地価公示の詳細はこちら
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000043.html
 
令和6年地価公示のプレスリリースはこちら
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo04_hh_000001_00042.html

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