4.4.1.3.1 交通(鉄道)モデル(LOD2)の概要
交通(鉄道)モデル(LOD2)では、鉄道の形状を線及び面により表現する。
交通(鉄道)モデル(LOD2)に含むべき地物 | 対応するCityGMLの地物型 | LOD2 | |
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鉄道 | Railway | ● | |
交通領域 | 軌道中心線 | TrafficArea | ● |
道床 | TrafficArea | ● | |
交通補助領域 | AuxiliaryTrafficArea | ||
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軌道:施工基面上の道床(スラブを含む)、軌きょう及び直接これらに付帯する施設をいう。[JIS E 1001:2001]
道床:レール又はまくらぎを支持し、荷重を路盤に分布する軌道の部分。バラスト、コンクリートなどを用いたものがある。[JIS E 1001:2001]
軌きょう:レールとまくらぎとを、はしご状に組み立てたもの。[JIS E 1001:2001]
レール:車輪を直接支持、誘導する部材 [JIS E 1001:2001]
まくらぎ:レールを支え、荷重を道床などに分布させる部材。使用目的によって並まくらぎ、橋まくらぎ、分岐まくらぎ、短まくらぎ、縦まくらぎなど、また、材質によって木まくらぎ、PCまくらぎ、鉄まくらぎ、合成まくらぎなどがある。[JIS E 1001:2001]
交通(鉄道)モデル(LOD2)の取得イメージを表4-183に示す。
LOD2 | |
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取得例 | |
説明 | 軌道中心線、レールに囲まれた範囲 a) 、及び道床を取得する。高さは0とする。 |