4.18.1.2.2 地形モデル(LOD1)の定義

地形モデル(LOD1)の定義として、含むべき地物型、各地物型の空間属性の型、取得基準、取得方法及び補足を示す。

4-770

地物型

空間属性の型

取得基準

取得方法

補足

LOD1

ReliefFeature

 

  • MassPointRelief又はTINReliefの集まりとして取得する。

ReliefFeatureは地物の集まりとして表現し、空間属性はもたない。

LOD1

MassPointRelief

MultiPoint

  • レーザ点群の場合は、点密度0.04点/m2以上

  • 数値標高モデルの場合は、点密度0.04点/m2以上のレーザ点群を使用して作成し、標高点格子間隔5m以内

  • 標高をもつ点の集合を取得する。

地形のLODは、その作成に使用する原典資料の点密度又は標高点格子間隔により決定する。

LOD1

TINRelief

TIN

  • レーザ点群の場合は、点密度0.04点/m2以上

  • 数値標高モデルの場合は、点密度0.04点/m2以上のレーザ点群を使用して作成し、標高点格子間隔5m以内

  • 標高をもつ3点で構成される三角形の集合を取得する。

地形のLODは、その作成に使用する原典資料の点密度又は標高点格子間隔により決定する。

必須

条件付必須

任意(ユースケースに応じて要否を決定してよい)

なお、地形のLODは、作業規程の準則第417条に示される「地図情報レベルと格子間隔」(4-771)を参考に決定している。地形モデル(LOD1)を格子間隔5m以内(地図情報レベル5000)と設定した。

4-771 — 地図情報レベルと格子間隔の関係

地図情報レベル

格子間隔

500

0.5m以内

1000

1m以内

2500

2m以内

5000

5m以内

出典:付録7公共測量標準図式