2.4.2.1 コード型の地物属性を追加する場合

コード型の地物属性を追加したい場合は、以下の手順に従う。

  • 【手順】

  • 手順1.A.3.3に示す様式に従い、追加したいコード型の属性(拡張属性)のリストを作成する。作成例を2-10に示す。

    拡張属性のリストは、以下に示す事項を守り、作成すること。

    • 拡張属性には「key」を与える。

      • 「key」は、拡張属性の中で、一意となる番号とする。

      • 「key」は、半角数字とし、100以降の連番を使用する。

    • 追加した拡張属性ごとに、「説明」「定義」「多重度」「型」「定義域」「注釈」を記述する。

      • 「説明」は、拡張属性の内容が分かる、簡潔な語句(名称)を記述する。

      • 「定義」は、拡張属性の詳細な内容を示す。

      • 「多重度」は、その拡張属性が一つの地物インスタンスに出現しうる回数を示す。

      • 「型」は、コード型を示す「uro:codeValue」とする。この値は固定値である。

      • 「定義域」には、次項で示す、拡張属性が取りうる値を格納するコードリストのファイル名を記述する。

      • 「注釈」には、必要に応じて、当該拡張属性について特筆すべき事項を記述する。

        2-10 — 建築物の拡張属性リストの作成例(様式A.3.3)

        key

        説明

        定義

        多重度

        定義域

        注釈

        100

        建築面積区分

        建築物の建築面積の広さによる分類。

        1

        uro::codeValue

        keyValuePairAttribute_key100.xml

  • 手順2.A.3.2に示す様式に従い、追加した拡張属性ごとに、定義域を示すコードリストを作成する。作成例を2-11に示す。

    コードリストは、以下に示す事項を守り、作成すること。

    • 取りうる「コード」とその「説明」を対として記述する。

      • 「説明」は、コードの内容が分かるように記述すること。
        例えば、建築物の用途を定義する際に、コードの説明が「娯楽施設1」では、対象となる施設に何が含まれるのか分からない。このような場合には、「娯楽施設1(劇場、映画館、演芸場、観覧場、料理店)」というように、説明や事例を付する。

    • 「コード」の値は半角数字とする。

    • 一つのコードリストには「コード」を一つ以上作成しなければならない。

    • 一つのコードリストにおいて、「コード」及びその「説明」は一意でなければならない。

    • コードリストのファイル名は以下とする。

      • “KeyValuePairAttribute_keyX.xml” : “X” は、拡張属性を識別するkeyの値(半角数字)と一致する。

        2-11 — 拡張コードリストの作成例(様式 A.3.2)

        ファイル名

        KeyValuePairAttribute_key100.xml

        コード

        説明

        701

        50㎡以下

        702

        75㎡以下

        703

        150㎡以下

        704

        500㎡以下

        705

        1500㎡以下

        706

        1500㎡超

        711

        不明