6.3.1 メタデータの作成単位

3D都市モデルのメタデータは、CityGML形式で作成する全てのデータを一式として作成する。メタデータは、拡張製品仕様書に従った3D都市モデルと、3D都市モデルオープンデータのそれぞれについて作成する。

メタデータ作成における留意点を以下に示す。

6-2 — 留意事項48: 拡張地物のメタデータ一括作成

ID

/att/deliverable/1

主題

標準作業手順

分類

要件分類5: 3D都市モデル整備の成果品取りまとめ手順の留意事項

条文

拡張製品仕様書に、地物型を追加した場合は、建築物や道路等とまとめて一式としてメタデータを作成してよい。

6-3 — 留意事項49: 3D都市モデルのメタデータ分割ルール

ID

/att/deliverable/2

主題

標準作業手順

分類

要件分類5: 3D都市モデル整備の成果品取りまとめ手順の留意事項

条文

3D都市モデルの管理上必要な場合にはメタデータを分ける。
メタデータは、3D都市モデル全体について、一つのメタデータを作成することを原則とする。
ただし、以下の場合には3D都市モデル全体のメタデータとは別に、対象を限定したメタデータを作成する。

  • 原典資料の管理者が3D都市モデルの整備主体とは異なる場合(ただし、原典資料がオープンデータである場合は除く。)

    • 洪水浸水想定区域、津波浸水想定、高潮浸水想定区域、内水浸水想定区域及び土砂災害警戒区域にかかる原典資料として、国土数値情報(オープンデータ)ではなく、河川管理者等から貸与されたデータを使用した場合は、それぞれメタデータを作成する。

    • 建築物モデル(LOD4)の原典資料として、整備主体以外の施設管理者から貸与されたBIMモデル等を使用した場合は、建築物モデル(LOD4)に対するメタデータを作成する。

  • モデル整備事業者が対象地物によって異なる場合

    • モデル整備事業者毎に作成する。

6-4 — 留意事項50: 3D都市モデル関連データのメタデータ作成ルール

ID

/att/deliverable/3

主題

標準作業手順

分類

要件分類5: 3D都市モデル整備の成果品取りまとめ手順の留意事項

条文

3D都市モデルとは別に、関連するデータを納める場合には、それぞれにメタデータを作成する。

  • 3D都市モデルとして作成した地形にドレープするための航空写真や衛星画像等の画像を成果品として納める場合には、画像用のメタデータを作成する。

  • 3D都市モデルから変換したデータ(例:OBJ形式)を成果品として納める場合には、これのためのメタデータを作成する。このとき、3D都市モデルから変換したデータであることを明記すること。