6.1 概要
3D都市モデルは、特定のユースケースだけではなく、様々な分野で活用されることで新たな価値を創出することが期待されている。そのため、3D都市モデルを幅広く公開(オープンデータ化)することが望ましい。一方、ユースケースによっては、整備した3D都市モデルに個人情報保護の観点等からオープンデータとして適切ではない情報が含まれている可能性がある。
図6-1に成果品とりまとめの手順を示す。そこで、3D都市モデル整備の成果品には、前章までに整備した3D都市モデルに加え、これらからオープンデータ化可能な項目のみを抽出した、3D都市モデルオープンデータを含めるべきである。また、成果品としては、3D都市モデルに加え、メタデータ、拡張製品仕様書等も必要である。本章では、これらを成果品として取りまとめる手順を示す。
3D都市モデル整備の成果品取りまとめ手順の要件は下表のとおりである(各規定の詳細は各規定の表を参照のこと)。