6.4.1.3 成果品の空間範囲
3D都市モデルのデータセットは、基礎自治体を基本とするため、成果品の空間範囲も基礎自治体の行政区域が基本となる。
ただし、行政界を跨ぐ都市オブジェクトは、行政界では区切らず、それぞれの市区町村のデータセットに重複して含めることを許容している。
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主題 | 標準作業手順 |
分類 | |
条文 | 行政界を跨ぐ都市オブジェクトは、それぞれの都市の3D都市モデルに重複して含まれる。 行政界を跨ぐ都市オブジェクトは、3D都市モデルのユーザビリティの観点から、それぞれの市区町村のデータセットに含めることを基本としている。そのため、隣接する市区町村の3D都市モデルには、重複したデータが含まれる場合があることに留意する必要がある。都道府県等複数の市区町村が含まれる空間範囲で3D都市モデルを整備し、これを成果品として市区町村のデータセットに分割する場合には、市区町村の行政界にかかるメッシュに含まれるデータは、それぞれの市区町村のデータセットに重複して含まれる。 |
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主題 | 標準作業手順 |
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条文 | 行政界を跨ぐ地物のデータをそれぞれの都市で重複させない場合は、住所、管理主体又は地物の面積若しくは延長が含まれる割合により、いずれかの市区町村に振り分ける。このとき、面状の地物は上からの正射影の面積、線状の地物は上からの正射影の延長とする。 隣接する市区町村の3D都市モデルに、行政界を跨ぐ都市オブジェクトを重複させない場合は、以下方法により、いずれかの市区町村のデータセットに振り分ける。
例えば、行政界を跨ぐ建築物があった場合、住所が分かる場合は住所が割り当てられている市区町村、住所がない場合は、上から見た正射影の面がより多く含まれる市区町村のデータセットに含める。 |
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主題 | 標準作業手順 |
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条文 | 境界未確定部の取り扱いは、市区町村の都市計画基本図(数値地形データ)での取り扱いに準じることを基本とする。 行政界が確定しておらず、いずれの市区町村に含めるべきかが確定していない場所(境界未確定部)に立地する建築物等をいずれのデータセットに含めるかは、整備対象となる市区町村の都市計画基本図(数値地形図データ)での取り扱いに準じる。 |
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主題 | 標準作業手順 |
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条文 | 複数のモデル整備主体が、同一市区町村の3D都市モデルを整備する場合は、一つのデータセットに統合する。 同一の市区町村において、複数のモデル整備主体(例:県と市)が3D都市モデルを整備する場合、それぞれが整備した3D都市モデルはモデル整備事業者が統合しなければならない。このとき、ファイル名の |