B.3.13 gml:Tin

gml:Tinは、不規則三角網と呼ばれ、三点以上の制御点(gml:controlPoint)が隣接する複数の三角形を構成し、それぞれが小平面分を形成する幾何オブジェクトである。gml:TriangulatedSurfaceとは異なり、明示的な三角形は保持しない。

gml:Tinは、ドローネアルゴリズム又はこれに抑止線、傾斜変換線及び三角形の最大辺長に対する考慮を補った同様のアルゴリズムを使用した三角網である。

B-18 — 要件B-17: gml:Tinの制御点と三角形の条件

ID

/req/gm/17

主題

妥当な幾何オブジェクトの要件

分類

要件分類B-1: 妥当な幾何オブジェクト

条文

gml:Tinの制御点は、必ず三点以上を含まなければならない。また、制御点から構成される三角形の頂点を通過する円は、他の三角形の頂点を含んではならない。

gml:Tinはアルゴリズムを使用し三角形が形成されるため、これを実装するアプリケーションソフトウェアによって異なる三角形が形成される可能性がある(B-9)。
これは、gml:TriangulatedSurfaceを使用し、明示的に三角形を保持することで回避できる。

B-9 — gml:Tinの例