J.3.2.7 災害リスク(浸水)モデルのフォルダ構成

災害リスク(浸水)モデルは、浸水の種類ごとにフォルダを分けてデータを格納する(J-7)。

洪水浸水想定区域による災害リスク(浸水)モデルは、水防法第14条第1項に定める洪水浸水想定区域のうち、国が指定した区域を格納する「natl」、水防法第14条第1項に定める洪水浸水想定区域のうち、都道府県が指定した区域を格納する「pref」及びそれ以外を格納する「org」に分かれる。

例えば、都道府県が独自の基準に基づき作成した水害ハザードマップや水害リスクマップはこの「org」フォルダに格納する。また、水防法に基づく浸水想定区域図に関わる想定破堤点別・時系列の電子データから作成した災害リスク(浸水)モデルも、この「org」フォルダに格納する。

J-7 — 災害リスク(浸水)モデルを格納するフォルダ

災害リスク(浸水)モデルの種類

フォルダ名称

サブフォルダ名称

補足

洪水浸水想定区域

fld

natl

水防法第14条第1項に定める洪水浸水想定区域のうち、国が指定した区域。

pref

水防法第14条第2項に定める洪水浸水想定区域のうち、都道府県が指定した区域。

org

上記以外の区域による河川氾濫による浸水区域。

内水浸水想定区域

ifld

高潮浸水想定区域

htd

津波浸水想定

tnm

ため池ハザードマップ

rfld

各フォルダには、浸水想定区域ごとのサブフォルダを作成しなければならない。これらのフォルダの命名規則は、作業手順書6.4.5を参照すること。