K.2.4.3 都市計画決定情報の変遷の表現

都市計画には、新規に決定される場合、変更される場合、また、変更に伴い実質廃止される場合がある。このような時間の経過に伴う都市計画の変遷を、属性urf:validFromとurf:validFromType、また、urf:validToとurf:validToTypeにより記述できる。

属性urf:validFromは、その都市計画が効力を生じる日付(xs:date)を記述する。属性urf:validFromTypeは、この日付が「決定」又は「変更」であるかを区別するために用いる。

K-6 — 要件K-3: 都市計画の効力日付と種類記述条件

ID

/req/urf/3

主題

妥当な都市計画決定情報データセットの要件

分類

要件分類K-1: 妥当な都市計画決定情報オブジェクト

条文

この都市計画の効力が生じる日付を属性urf:validFromに記述し、そのときの都市計画の種類(新規又は変更)を属性urf:validFromTypeに記述する。

都市計画の変更や廃止により都市計画が効力を失った日付(xs:date)は、属性urf:validToにより記述できる。また、その時の都市計画の区分(変更又は廃止)は、属性urf:validToTypeにより記述できる。

例えば、ある都市計画が新規に決定され、その後、変更され、さらに変更された内容が廃止されたとする(K-1)。この場合、当初の都市計画のurf:validFromには決定された日付が入り、urf:validFromTypeは「決定」となる。また、urf:validToには、変更により効力を失った日付が入る。このときのurf:validToTypeは「変更」となる。また、変更後の都市計画のurf:validFromには決定された日付が入り、urf:validFromTypeは「変更」となる。また、urf:validToには、廃止により効力を失った日付が入る。このときのurf:validToTypeは「廃止」となる。

K-1 — 都市計画の変遷
K-7 — 留意事項K-2: urf:validTo及びurf:validToTypeの運用

ID

/att/urf/2

主題

妥当な都市計画決定情報データセットの要件

分類

要件分類K-1: 妥当な都市計画決定情報オブジェクト

条文

都市計画の効力を生じる日付(urf:validFrom)及びその都市計画の区分(urf:validFromType)は運用上必須とするが、都市計画が効力を失う日付(urf:validTo)及びその都市計画の区分(urf:validToType)は、任意の属性とする。都市計画の変遷を無効となった区域も含めて把握したい場合には、urf:validTo及びurf:validToTypeを整備することで、その変遷の把握が容易となる。