L.10.1.2.2 作業手順
道路橋及び鉄道橋は、橋梁モデル(LOD0)で取得した縁線を結び、ポリゴンを作成する。橋梁モデル(LOD0)で取得した縁線に橋脚が含まれている場合は、橋脚を含むポリゴンとなり、橋梁モデル(LOD0)で取得した縁線に橋脚が含まれていない場合は、橋脚を含まないポリゴンとなる。
図L-2 — 橋脚を含めた外周から作成したポリゴン 桟道橋は、橋梁モデル(LOD0)で取得した斜面に接していない縁線と、道路縁から取得した斜面に接している縁線を結び、ポリゴンを作成する。
横断歩道橋、跨線橋、ペデストリアンデッキは橋梁モデル(LOD0)がMultiSurfaceで作成されている場合は、そのままポリゴンとして使用できる。
幅員が1m以上の徒橋は、橋梁モデル(LOD0)は中心線であるため、縁線を航空写真から図化しポリゴンを作成する。a)で作成したポリゴンの各頂点に高さを与え、高さをもったポリゴンを作成する。
各頂点に与える高さは一律とし、ポリゴン内に含まれる航空レーザ点群または航空写真から作成した点群の最高高さとする。作成されたポリゴンは水平面となる。
屋根や手すりがある場合は屋根及び手すりも含んだ最高高さを取得する。
標準製品仕様書では最高高さを原則としているが、ユースケースに応じて中央値など、高さの取得方法を変更することができる。使用したLOD1の高さの種類は、属性lod1HeightTypeに記述する。b)で作成した高さを持ったポリゴンを水面(陸上に設置されている場合は地表面)の高さまで押し下げ、立体を作成する。
水面の高さは水涯線と地形モデルとの交線の地形モデルの高さとする。地形モデルの傾斜により、水面の高さ又は地表面の高さに幅がある場合は、最低高さとする。図L-3 — 最高高さで作成した横断歩道橋と航空写真から作成した点群を重畳させた図
橋梁モデル(LOD1)の作成イメージを以下に示す。