T.3.1.2.2 作業手順

  1. 都市計画基本図等のDMデータから、水涯線を抽出する。

  2. 地形モデルを入手又は作成する。
    地形モデルがある場合はこれを入手し、無い場合はDEMからTIN(不規則三角網)を作成する。
    ただし、都市計画基本図等のDMデータに含まれる水涯線と地形モデル又はDEMの作成時点が異なる等、水涯線にDEMの高さを与えることができない場合は、航空写真から水涯線を三次元図化で取得する。

  3. a)で抽出した水涯線に、b)で作成した地形モデルを用いて高さを与える。
    水涯線の各頂点に、地形モデルとの交点の高さを与え、高さ付きの水涯線を作成する( T-3)。
    このとき、作成された水涯線の各頂点は一律の高さではなく、それぞれ独立した高さ(地形モデルとの交点の高さ)をもつ。

    T-3 — 水面に高さを付与するイメージ
  4. b)で作成した水涯線を外周とするポリゴン(水面)を作成する。また、中州がある場合は、中洲を除いた面となる。

    T-4 — 中州を除いた水面のイメージ
  5. c)のポリゴンを基準地域メッシュ(第3次地域区画)の境界で区切る。
    水部のインスタンスの単位は基準地域メッシュであるため、基準地域メッシュで区切る。

水部モデル(LOD1)の作成例をT-5に示す。

T-5 — 水部モデル(LOD1)の作成例