T.3.1.3.2 作業手順

  1. 等深線、航空レーザ(ALB)の点群又はマルチビーム測深の点群から水底のDEMを作成する。
    DEMの格子間隔はユースケースに応じて変更してよいが、5m以下とする。湖沼の等深線は国土地理院の湖沼データ[ https://www.gsi.go.jp/kankyochiri/lakedata.html]から入手できる。ただし、湖沼データの等深線の地図情報レベルは10000であるため、使用する場合はメタデータの識別情報>空間解像度に10000を追記する。

  2. a)で作成した水底のDEMからTINを作成し、それを水底面とする。

  3. 水部モデル(LOD1)で作成した水面とb)で作成した水底面から立体を作成する。

  4. c)の立体を基準地域メッシュ(第3次地域区画)の境界で分割する。

  5. d)で分割した立体を構成する境界面を、地物型に区分する。
    水部モデル(LOD2)は、立体を構成する境界面を区分しなければならない。水面をWaterSurface、水底面をWaterGroundSurface、基準地域メッシュ(第3次地域区画)の境界面又は作成対象範囲の境界面をWaterClosureSurfaceにそれぞれ区分する。

    T-6 — 境界面の区分イメージ

水部モデル(LOD2)の作成例をT-7及びT-8に示す。

T-7 — 水部モデル(LOD2)における水面の例
T-8 — 水部モデル(LOD2)における水底の作成例