平成14年3月11日 |
<連絡先> |
都市・地域整備局 |
公園緑地課(内線32942) |
電話:03-5253-8111(代表) |
国土交通省では、平成13年11月8日から11月28日までの期間において、「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(案)」に関する意見の募集を行いました。その結果、60件の御意見を頂きました。
頂いた御意見の概要及び国土交通省の考え方を下記のとおりまとめましたので、公表いたします。
今後、国土交通省は、お寄せいただいたご意見を踏まえ、本指針を成案とし、都市公園における遊具の安全確保に関する施策を推進することとしております。
「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(案)」に係る頂いた御意見と
それに対する国土交通省の考え方 |
- (頂いたご意見)
- ○指針(案)全体に対する意見
- 指針(案)が遊びの価値を認めており、子どもの自由な遊びを制限する姿勢でないことに賛同する。
- 「リスク」と「ハザード」を定義した点に賛同する。 等
○指針(案)の具体的な運用方策に関するご意見
- 数値基準など、更に具体的な基準を定めるべきである。
- 事故情報の収集、情報発信を行うシステムを整備するべきである。
- 危険が認められる遊具は撤去すべきである。
- 遊具に対する地域ニーズ等を把握するためには、子ども自身や現役の母親の意見を聴くことが大事である。 等
- (国土交通省の考え方)
- 今後の指針に基づき都市公園における遊具の安全確保に関する施策の実施にあたっての参考にさせていただきます。
- (頂いたご意見)
- ○指針(案)の詳細な解説を求める意見
- 指針(案)が対象とする子どもの年齢を定めた理由を示してほしい。
- 「リスク」、「ハザード」の意味を分かりやすく記述してほしい。
- 遊具は自然に近い材料も用いるべきであることを記述してほしい。
- 遊具の設置面には、ゴム素材やウッドチップ等を用いるとよい。
- 必要以上に多い落下防止柵は子どものストレスを生み、必ずしも効果的な安全対策にならないことを記述してほしい。
- 遊具の点検には、整備点検シートを作成し、活用する必要があることを記述してほしい。 等
- (国土交通省の考え方)
- 指針本文に記述することが適当でない解説や補足的な事項を、本指針に添付することとしております。
- (頂いたご意見)
- ○指針(案)の趣旨を分かりやすくするために、具体的な修文を求めるご意見
- 1−1(3)の子どもの遊び方の説明のうち「本来の遊び」の修文
- 1−2(2)の「人的リスク」の説明のうち「落下防止柵を越えて飛び降りる行為」の修文
- 3−1(2)の利用する子どもの年齢層を踏まえた遊具の説明のうち「幼児の多い地域」の修文
- 3−1(2)の「重量が大きい可動性の遊具」の選定には慎重を期するものとする説明
- 3−1(4)の「
絡まり・ひっかかり対策」の説明のうち、絡まるおそれのあるものは「衣服の一部」以外にもある趣旨の明確化
- 3−1(4)の「
可動部との衝突対策」の「可動の度合いを制御する」について、衝撃を緩和する趣旨を明確化
- 3−2(2)の工事期間の安全対策の説明のうち「子どもの多い場所での施工する場合」の修文
- 3−3(1)の日常点検の説明のうち「腐食」に「腐朽」を追加
- 3−4(3)の表題のうち「よりよい遊び」の修文
- (国土交通省の考え方)
- ご指摘の趣旨を踏まえ、指針(案)の記述を修正します。
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