国土交通省
 「自動車の燃費性能の公表等に関する制度(仮称)に係る
 パブリックコメントの募集」の結果について
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平成16年1月27日
<連絡先>
自動車交通局技術安全部環境課 
(内線42522、42525)

電話:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省では、平成15年12月12日から平成16年1月9日までの期間において、「自動車の燃費性能の公表等に関する制度(仮称)に係るパブリックコメントの募集」を行いました。
 いただいたご意見の概要及び国土交通省の見解を以下のとおりまとめましたので、公表いたします。
 なお、以下では、いただいたご意見のうち主なものについて掲載しておりますが、掲載しなかった意見についても今後の検討に当たっての参考とさせていただきます。


「自動車の燃費性能の公表等に関する制度(仮称)に係るパブリックコメントの募集」
に関するご意見とそれに対する国土交通省の考え方

  1. パブリックコメントの実施状況

    (1)意見募集期間:平成15年12月12日(金)〜平成16年1月9日(金)
    (2)受け付けた意見件数:9件(1件の中に複数の意見が含まれている場合、それぞれの意見について件数を計上しています。そのため、件数の合計は意見件数と一致しません。)

  2. パブリックコメントに対する国土交通省の考え方

    (1)燃費性能の公表及び識別(種別の設定)について

    (御意見の概要)
     現行自動車には燃費基準を10%・20%・30%以上上回っているものもあるため、燃費基準達成車、燃費基準+5%達成車だけではなく、同+10%や+20%、+30%達成車も区分して公表すべき。(1件)
    (国土交通省の考え方)
     本制度における燃費性能の公表種別(燃費基準達成・燃費基準+5%達成)の設定にあたっては、現行自動車の燃費性能レベル、自動車メーカーの燃費向上技術開発・普及動向、排出ガス低減性能向上との両立等を考慮しつつ総合的に検討を進めてきたものであり、今般定める公表種別は妥当なものであると認識しております。

    (御意見の概要)
     自家用乗用車について公表・識別する際は、重量に関係なく一律の燃費基準値を設定し、その一律基準に対する評価とすべき。(1件)
    (国土交通省の考え方)
     燃費性能に関する今回の公表・識別は、車両重量ごとに区分された現行燃費基準をベースに実施することとしております。いただいた御意見については、燃費基準制度に対する問題提起と捉え、必要に応じ今後の検討課題として参りたいと考えております。

    (2)燃費性能の識別(ステッカー貼付)について

    (御意見の概要)
     燃費基準の目標年度(例えば平成22年度)より前に、大部分の車両に燃費基準達成ステッカーが貼付され、ステッカー未貼付車両が少数派となった場合、目標年度到達前にもかかわらず「未貼付車両=燃費基準不適合車」という誤解が生じるのではないか。(1件)
    (国土交通省の考え方)
     今回の燃費ステッカー貼付制度は、燃費性能の高い自動車のさらなる普及の促進を目的としたものであり、本制度の実施により燃費基準達成車及び燃費基準+5%達成車が目標年度到達前に大量普及することを目指しております。このような本制度の趣旨を御理解いただければ幸甚です。
     なお、燃費ステッカーに燃費基準の目標年度を明記することにより(例えば「平成22年度燃費基準達成車」)、御指摘のような「未貼付車両=燃費基準不適合車」という誤解は生じないものと認識しております。

    (御意見の概要)
     ステッカーの大きさや貼付指定場所によっては、車両全体のデザイン性を阻害したり、後方視界を妨害する可能性があるため、貼付はメーカー(又は輸入事業者)又は車両購入者の任意とすべき。(1件)
    (国土交通省の考え方)
     車両全体のデザイン性や後方視界の確保に悪影響のないよう、ステッカーの大きさや貼付指定場所を規定して参りたいと考えております。


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