平成21年8月18日

　平成２１年８月８日、郵便事業株式会社（ＪＰ）の新大阪支店による保安検査において、玩具用花火（注）が入った航空貨物を確認できず、そのまま日本航空インターナショナル株式会社に委託され、輸送される事案が発生したとの報告を８月１１日に受けました。
　航空局及び政策統括官付参事官（複合物流）室は、この事案を受け、直ちに事実関係の把握並びにＪＰの航空保安対策及び貨物利用運送事業の実施状況を確認するために監査等を実施しました。
　監査等の結果、航空貨物に対する安全確認体制等が不十分であることが判明しましたので、別紙のとおりＪＰに対して保安検査体制等の改善を実施し、改善結果を９月１日までに報告するよう指示をしましたのでお知らせします。
　なお、あわせてＪＰに対し、貨物利用運送事業法上の観点から、弁明の手続きを経たうえで、行政処分を含め所要の措置を講じる予定です。
（注）今回の事案で輸送された玩具用花火は、航空法で規制する危険物には該当するが、適正に梱包、申告等がなされれば航空機で輸送することが可能なものであった。しかしながら、今回の事案では、適正な梱包、申告等がなされていなかった。