平成20年8月21日
12日に伊丹空港の滑走路上で日本エアコミューターが運航するボンバルディア式DHC-8-400型機において発動機内部を損傷する重大インシデントが発生しましたが、航空・鉄道事故調査委員会のこれまでの調査結果等を踏まえ、重大インシデント機と同型式の発動機(プラット・アンド・ホイットニー・カナダ式PW150A型)を装備する航空機について、航空局は、耐空性改善通報TCD-7354-2008を発行し、以下のとおり点検を指示したのでお知らせします。
○ 点検指示の内容
発動機の高圧タービン・シュラウド(外枠部分)、高圧タービン動翼及び低圧タービン静翼について、以下の時期までに検査を実施し、当該検査の結果、基準を超える損傷が発見された場合には、次回飛行までに修理又は交換
[1] 製造後又は直近の分解検査実施後の使用時間が3,000時間を超える発動機については、50使用時間を超えない時期まで
[2] [1]以外の発動機については、100使用時間を超えない時期まで
○ 点検対象機(ボンバルディア式DHC-8-400型機) 計25機
日本エアコミューター 11機
ANAグループ(エアーニッポンネットワーク、エアーセントラル) 14機
(別紙)伊丹空港で発生した重大インシデントを受けた我が国同型機に対する点検箇所(PDF形式:230KB)