平成21年11月30日
全日本空輸(株)(ANA)が運航しているボーイング式777型機43機のうち3機において、乗客用酸素マスクが不適切な方法で収納され、適正に落下しない可能性があるまま運航されていた事実があったことが確認されました。ANAからの報告によれば、本件不具合は、同社による海外の委託先整備業者において不適切な酸素マスクの収納作業が行われたことに起因する可能性が高いとされています。
このため、本事案の重大性を踏まえ、ANAに対して厳重注意するとともに、今回の問題の原因を更に調査し、委託管理体制の見直しなど必要な再発防止対策を検討のうえ報告するよう指示しました。
また、国としても、今回不具合に関する事実関係を確認し、必要な措置を講じるため、今回問題があった可能性が高い海外整備事業者についても立ち入り検査等により調査を進め、その結果を踏まえ、適切な対策を講じていくこととしています。
(別添1)全日本空輸株式会社のボーイング式777型機の乗客用酸素マスクに関する不具合について概要(PDF形式:301KB)
(別添2)整備作業の確実な実施について(厳重注意)(PDF形式:37KB)