平成22年1月7日
航空機運航の一層の安全性向上を図りつつ、管制業務の更なる効率化により、今後の首都圏空港の容量拡大に対応するため、
(1) 1月12日(火)から、羽田空港新管制塔の運用を開始いたします。
(2) 1月14日(木)から、羽田空港と成田空港周辺の空域に係る管制業務(ターミナル・レーダー管制業務※)を、羽田空港で一元的に実施いたします。
1.我が国においては、今後、羽田空港の再拡張事業や成田空港のB滑走路北伸事業等による首都圏空港の容量拡大が予定されております。
2.航空局では、航空機運航の一層の安全性向上を図りつつ、管制業務の更なる効率化により、これら首都圏空港の容量拡大に対応するため、管制機器の安全性・信頼性に関する確認を行った後、
(1) 1月12日(火)から、羽田空港新管制塔の運用を開始する予定です。
【新管制塔の特徴】
○本年10月供用開始予定の新滑走路(D滑走路)を含む空港全体の視認性を確保。
○機器の形状や配置を工夫することによりヒューマンエラーの抑止を図ると共に管制業務を効率化。
○免震装置と制振装置を備えた剛性の高い鉄筋コンクリート構造により、管制塔自体の安全性が向上。
(2) 1月14日(木)から、羽田空港と成田空港周辺の空域に係る管制業務(ターミナル・レーダー管制業務)を、羽田空港で一元的に実施する予定です。
【一元実施による効果】
○空域の有効活用や業務調整の円滑化による効率的な管制業務が実施可能。
3.なお、羽田空港と成田空港周辺の空域については、首都圏空港の容量拡大に対応するため引き続き、段階的な空域の形状変更等を行っていく予定です。
※ターミナル・レーダー管制業務=空港周辺の空域において、離陸後の上昇飛行、又は着陸のための降下飛行を行う航空機等に対して、レーダーを使用して行う管制業務
参考資料:羽田空港における新管制塔の運用開始と効率的な管制運用の実施について