報道・広報

将来の航空交通システムに関する研究会の最終とりまとめについて

平成22年9月10日

 長期的に増加が見込まれる航空交通量に対応し、運航者や航空利用者の多様化するニーズを踏まえた効率的な航空機の運航を実現するとともに、地球温暖化対策にも的確に対応していくためには、欧米等の諸外国と連携し国際的な相互運用性を確保しながら、我が国の航空交通システムの大胆かつ戦略的な変革が必要であります。そのため、産学官の代表者で構成される研究会が設置され、将来の航空交通システムについて様々な角度から検討を重ねてきた結果、「将来の航空交通システムに関する長期ビジョン(CARATS)」がとりまとめられましたので、お知らせします。

 本長期ビジョンにおいては、混雑空域における管制処理容量を2倍に向上するなど将来の航空交通システムが目指す数値目標を定めるとともに、出発から到着までの飛行軌道を最適化する「軌道ベースの航空交通管理(ATM)運用」への移行を中核とする航空交通システムの変革の方向性を示しております。

 今後は、将来の航空交通システムの構築に当たって、長期ビジョン(CARATS)を踏まえつつ、関係者で連携していきたいと考えております。

 長期ビジョンの推進にあたっては、様々な関係者の協調が不可欠であることから、長期ビジョンの名称を「CARATS(キャラッツ):Collaborative Actions for Renovation of Air Traffic Systems(航空交通システムの変革に向けた協調的行動)」としました。


※本文は、研究会HP(http://www.mlit.go.jp/koku/koku_CARATS.html)に掲載致します。

お問い合わせ先

国土交通省航空局管制保安部保安企画課航空管制技術調査官 江口
TEL:(03)5253-8111 (内線51104) 直通 (03)5253-8739
国土交通省航空局管制保安部保安企画課係長 鎌倉
TEL:(03)5253-8111 (内線51131) 直通 (03)5253-8739

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