平成23年3月15日
平成23年度3月8日(火)から11日(金)(現地時間)にかけて、フランスのカンヌにて開催されたMIPIM(国際不動産投資・都市開発マーケット会議)※において、日本から東京大学まちづくり大学院地方都市再生プロジェクトチームが出展し、その出展で紹介している地方都市再開発プロジェクトである「Sustainable Urban Redevelopment」が、MIPIM Awards 2011において未来プロジェクト部門の最優秀賞を受賞しました。
今回の東京大学まちづくり大学院地方都市再生プロジェクトチームの出展は、わが国における地方都市再生の手法を、国内の地方都市における具体的なプロジェクトを通じて提案するものです。
MIPIM Awardsは、1991年の開催以来、今年で21回目となりますが、日本からの応募作品が受賞するのは今回が初めてです。
※MIPIMとは、都市開発に関連する国、地方公共団体、民間企業等の関係者が一堂に会して、都市開発に関するPR、情報収集、パートナーシップの形成等を行う場です。フランスのReed Midem(リードミデム)社が主催し、1990年の開催以来、今年で22回目の開催となります。
MIPIM Awardsは、1991年よりMIPIMのプログラムの一環として実施されており、今年で21回目となります。
今回、日本の地方都市再生が国際的な評価を得たことで、各国が同様の課題を抱えている中、日本の地方都市再生のモデルに期待が寄せられていることが確認されたと考えられます。今後、日本の地方都市が世界の注目を集め、人・情報が交流し、地域の活性化が一層促進されることが期待されます。
記
○名 称:Marche International des Professionnels d'Immobilier
(国際不動産投資・都市開発マーケット会議)
○主 催:Reed Midem(リードミデム)社(フランス)
○出展者:東京大学まちづくり大学院地方都市再生プロジェクトチーム
代表者:大西 隆(東京大学大学院教授、東大まちづくり大学院コース長)
チームリーダー:西郷真理子(東京大学まちづくり大学院非常勤講師、株式会社まちづくりカンパニー・シープネットワーク代表取締役)
※西郷真理子氏が現地代表として赴きプレゼンテーション等を実施
○出展内容:わが国の緊急の課題である地方都市再生について、共通の概念で進めている地方5都市の再生・再開発プロジェクトを通じ、それぞれの風土のもとで育んできた伝統的なライフスタイルや地域の個性等のブランド化を通した地域産業の活性化、地域社会の再生、地域の誇りや愛着の創出などを目指そうする取組を紹介している。
○MIPIM Awards 2011 への応募:33カ国 114プロジェクト(最終選考対象21プロジェクト)
※MIPIM 2011への出展は、80カ国 1700プロジェクト 2万人近く参加 (Reed Midem社による事前の見込み数値)
○受賞作品:高松市、山口市、長浜市、沼津市、大分市における地方都市再生プロジェクト
<参考>MIPIMへのリンク http://www.mipim.com/en/mipim/