平成22年5月21日
平成17年6月1日、景観に関する我が国初めての総合的な法律である「景観法」が全面施行されました。現在、多くの地方公共団体において、同法の制度活用による良好な景観形成に向けた取組みが進められております。
同法では、基本理念において、良好な景観が現在及び将来における国民共通の資産であること、その形成は、地域の自然、歴史、文化等の人々との生活等との調和を踏まえつつ、地域の個性及び特色の伸長に資するものとして多様な形成が図られますよう、住民、事業者及び地方公共団体の協働により進められなければならないことが示されています。
国土交通省においては、これら取組みを積極的に支援するため、同法の運用についての技術的助言や、良好な景観形成の動きを国民運動として全国展開していくための普及啓発活動等を推進していくこととしているところです。
都市景観大賞「美しいまちなみ賞」(主催:「都市景観の日」実行委員会」)は、そのような普及啓発活動の先駆けとして、平成13年度から開始された表彰であり、NPO等のまちづくり組織と地方公共団体とが協働して美しいまちなみの形成を行っている優れた地区を対象に、「美しいまちなみ大賞」(国土交通大臣賞)、「美しいまちなみ優秀賞」、「美しいまちなみ特別賞」を授与し、広く紹介することにより、当該地区のさらなる取組みの契機としていただくとともに、全国にわたって良好な景観をもったより良い都市空間の形成が進んでいくことを目指して実施されているものであります。
本年度も、全国各地からの応募の中から、別表にあるとおり、「美しいまちなみ大賞」2地区、「美しいまちなみ優秀賞」4地区、「美しいまちなみ特別賞」2地区が選定されましたので発表いたします。
なお、「美しいまちなみ大賞」(国土交通大臣賞)の表彰につきましては、6月1日に開催される「日本の景観とまちづくりを考える全国大会」(主催:日本の景観を良くする国民運動推進会議、まちづくり月間実行委員会)において行われます。(大会の詳細につきましては推進会議ホームページをご参照ください。http://www.keikankaigi.com)
別 添 平成22年度 都市景観大賞「美しいまちなみ賞」 受賞地区の概要(PDF形式:828KB)