平成23年5月25日
平成17年6月1日、景観に関する我が国初めての総合的な法律である「景観法」が全面施行されました。現在、多くの地方公共団体において、同法の制度活用による良好な景観形成に向けた取組みが進められております。
同法では、基本理念において、良好な景観が現在及び将来における国民共通の資産であること、その形成は、地域の自然、歴史、文化等の人々との生活等との調和を踏まえつつ、地域の個性及び特色の伸長に資するものとして多様な形成が図られますよう、住民、事業者及び地方公共団体の協働により進められなければならないことが示されています。
国土交通省においては、これら取組みを積極的に支援するため、同法の運用についての技術的助言や、良好な景観形成の動きを国民運動として全国展開していくための普及啓発活動等を推進していくこととしているところです。
都市景観大賞【都市空間部門】、【景観教育・普及啓発部門】(主催:「都市景観の日」実行委員会」)は、そのような普及啓発活動の一環として、従来の都市景観大賞「美しいまちなみ賞」を見直し、今年度より創設された表彰であり、【都市空間部門】は、公共的空間とその周りの宅地・建物等が一体となって形成された良質で優れた都市景観を対象に、【景観教育・普及啓発部門】は、景観に関する教育、意識啓発、知識の普及等の取り組みが地域の人々の景観への意識・関心の高揚につながっている優れた活動を対象に、「大賞」(国土交通大臣賞)、「優秀賞」などの賞を授与し、広く紹介することにより、より良い都市景観の形成を目指すものです。
本年度は、全国各地からの応募の中から、【都市空間部門】は、「大賞」3地区、「優秀賞」4地区、「特別賞」2地区が、【景観教育・普及啓発部門】は、「大賞」2団体、「優秀賞」7団体が選定されましたので発表いたします。
なお、「大賞」(国土交通大臣賞)の表彰につきましては、6月15日に開催される「「まちづくり月間」及び「景観の日」関連国土交通大臣表彰式」において行われます。
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