平成23年5月31日
1 趣 旨
先般、オランダ王国政府から参加招請があった2012年フェンロー国際園芸博覧会に対し、我が国が公式参加することについて、
本日、閣議了解されました。
なお、本博覧会への参加に伴う諸準備を円滑に進めるため、関係省庁から成る準備会を設け、農林水産省がその幹事省となります。
2 博覧会の概要
(1)博覧会の名称及び性格
[1] 2012年フェンロー国際園芸博覧会 (International Horticultural Exhibition Floriade 2012)
[2] 国際博覧会条約に基づく認定博覧会
(2)テーマ自然と調和する人生(Be part of the theatre in nature, get closer to the quality of life)
(3)開催地、会期及び開催主体
[1] 開催地 : オランダ王国フェンロー市
[2] 会 期 : 平成24(2012)年4月5日~10月7日
[3] 開催主体 : フェンロー地方フロリアード2012有限会社
(4)会場規模約66ヘクタール
(5)参加予定国40か国程度
(6)入場者数約200万人(開催国目標)
3 経緯及び参加の意義
(1)我が国は、2009年3月7日付けフェルハーヘン蘭外相及びフェルブルグ蘭農業・自然・食品品質相からの書簡をもって、
参加招請を受けた。 さらに、2009年10月のバルケネンデ蘭首相来日時の鳩山前内閣総理大臣との会談において、
バルケネンデ首相から参加要請があった。
(2)本博覧会については、次の理由により参加することが望ましい。
[1] 本博覧会は、1960年以降10年ごとに開催され、世界で最も歴史・伝統を有する国際園芸博覧会であり、
我が国の世界に誇り得る園芸及び造園技術等を紹介することは、我が国の文化的及び産業的側面について
国際的な理解を得る上で極めて有益であること。
[2] 我が国園芸・造園分野における技術の一層の向上、高い国際的評価の確立、国際感覚豊かな人材の育成等の
観点から、 我が国園芸・造園関係者にとって極めて意義深いこと。
[3] オランダ王国と我が国とは400年以上の交流の歴史を持ち、我が国皇室とオランダ王室との関係も緊密であり、
また、 二国間の経済関係も非常に活発であり、本博覧会に参加することは両国の良好な関係を一層強固に
するものとなること。
(参考)最近の国際博覧会に関する我が国の参加状況(我が国での開催を含む)
1985年 筑波国際科学技術博覧会(特別博)
1986年 ヴァンクーヴァー国際交通博覧会(特別博)
1988年 ブリスベン国際レジャー博覧会(特別博)
1990年 大阪国際花と緑の博覧会(特別博)
1992年 セビリア万国博覧会(一般博)
1992年 ジェノヴァ国際船と海の博覧会(特別博)
1992年 ハーグ・ズータメア国際園芸博覧会(特別博)
1993年 大田国際博覧会(特別博)
1993年 シュトゥットガルト国際園芸博覧会(特別博)
1998年 リスボン国際博覧会(特別博)
1999年 昆明世界園芸博覧会(特別博)
2000年 ハノーバー国際博覧会(一般博)
2002年 ハールレマミーア国際園芸博覧会(特別博)
2003年 ロストック国際園芸博覧会(認定博)
2005年 日本国際博覧会〔愛・地球博〕(登録博)
2006年 チェンマイ国際園芸博覧会(認定博)
2008年 サラゴサ国際博覧会(認定博)
2010年 上海国際博覧会(登録博)
2012年 麗水(ヨス)国際博覧会(認定博)