平成23年5月20日
国土交通省では、新技術の研究開発及び実用化を加速することにより、下水道事業における温室効果ガス排出量及び建設コストの大幅削減を実現し、併せて、本邦企業による水ビジネスの海外展開を支援するため、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)を実施します。本プロジェクトでは、[1]水処理技術(高度処理を除く)、[2]バイオガス回収技術、[3]バイオガス精製技術、[4]バイオガス発電技術に係る革新的技術を含むシステムについて、実規模レベルのプラントを設置して実証を行うため、本年3月1日~4月28日まで事業の提案を募集したところ、8者から提案がありました。下水道革新的技術実証事業評価委員会による厳正な採択審査の結果を受けて、実施事業を以下の通り決定しましたので、お知らせします。
(※ B-DASHプロジェクト:Breakthrough by Dynamic Approach in Sewage High Technology Project)
1.決定した実施事業
(1)超高効率固液分離技術を用いたエネルギーマネジメントシステムに関する実証事業
実施者:メタウォーター(株)・地方共同法人日本下水道事業団 共同研究体
実証フィールド:大阪市中浜下水処理場
事業概要:(別添参照)
(2)神戸市東灘処理場 再生可能エネルギー生産・革新的技術実証事業
実施者:(株)神鋼環境ソリューション・神戸市 共同研究体
実証フィールド:神戸市東灘処理場
事業概要:(別添参照)
2.審査方法
提案された事業は、あらかじめ定めた審査基準に基づき、学識経験者からなる「下水道革新的技術実証事業評価委員会」において、提出された応募資料を審査し、上位事業を選定しました。この審査結果をふまえて、この2者の提案事業の採用を決定しました。
3.その他
「超高効率固液分離技術を用いたエネルギーマネジメントシステムに関する実証事業」および「神戸市東灘処理場再生可能エネルギー生産・革新的技術実証事業」は、実証フィールドとなる下水道施設を管理する地方公共団体の協力を得て実施します。
別紙(PDF形式)
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