平成23年7月29日
国土交通省では、アスベスト問題の対応として国家機関の建築物及びその附帯施設(以下「建築物等」という。)における吹付けアスベスト等の使用実態について平成17年度から調査を行っています。前回は、平成22年7月30日に調査結果(平成22年3月31日時点)を公表しましたが、このたびフォローアップとして平成23年3月31日時点の調査結果をとりまとめましたので、お知らせします。
1.調査概要
・ 調査施設:各省各庁の所管する建築物等のうち、国有財産(行政財産に限る。以下同じ。)に該当するもの
・ 調査材料:「吹付けアスベスト」及び「アスベストを含有する吹付けロックウール」
*アスベストとは、繊維状を呈する次の6種類を、重量比で0.1%を超えて含有するものが該当します。
アモサイト、クリソタイル、クロシドライト、アクチノライト、アンソフィライト、トレモライト
・ 調査方法:前回の調査結果に基づき各省各庁にて時点確認
・ 調査時点:平成23年3月31日時点
2.調査結果概要
○ 調査対象件数(報告件数) : 82,197棟 (100%)
【吹付けアスベスト等の有無及び飛散防止対策状況】
・吹付けアスベスト等が使用されている件数 : 470棟 (0.57%)
うち封じ込め等の飛散防止対策を実施済みの件数 : 411棟 (0.50%)
うち未対策の件数(別添1参照) : 59棟(0.07%)
・吹付アスベスト等を使用している可能性があるが含有量 : 88棟 (0.11%)
が未調査な件数(別添2参照)
3.進捗状況
(平成22年3月31日時点の調査結果との比較)
【吹付けアスベスト等の有無及び飛散防止対策状況】 H22 H23
・吹付アスベスト等を使用している可能性があるが含有量 :494棟 → 88棟
が未調査な件数
・吹付けアスベスト等が使用されている件数 : 463棟 → 470棟
うち、未対策の件数 : 68棟 → 59棟
4.今後の対応
国家機関の建築物等を管理する各機関において、吹付けアスベスト等の使用の有無の把握及び除去等の飛散防止対策が推進されており、国土交通省では、引き続き各機関に対し、除去等の対策の実施、吹付けアスベスト等の有無の把握等、必要な措置を適切に講ずるよう、保全指導及び情報提供を行っていきます。
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