報道・広報

中規模木造庁舎の設計、コスト検討のポイントを紹介!
~中規模木造庁舎の試設計例をとりまとめました。~

令和2年1月17日

 木材利用促進法の施行以降、低層の公共建築物の木造化率は着実に向上してきました。また、近年ではCLTパネル等新たな木質部材を使用した中規模木造建築物等も増加しつつあります。
 このような状況を踏まえ、官庁営繕部では、中規模木造庁舎(耐火建築物)の試設計を行い、設計を行う過程におけるポイントをとりまとめました。

   「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の施行、同法に基づく基本方針の策定から9年が経過し、国が
  積極的に木造化を促進するものとされた低層の公共建築物について、着実に木造化率が向上してきました。
     また、近年では民間を中心に中大規模建築物の木造化事例が増加しつつあり、その中にはCLTパネルを用いた建築物
  も見られます。
     このような状況の中、中規模木造庁舎(4階建て、3,000㎡、耐火建築物)を軸組構法及びCLTパネル工法として設計する
  際の課題、配慮すべき事項等を把握するため、有識者による検討会注)のご意見を踏まえつつ、試設計を行いました。
     本設計例は、建物の両端に耐震壁を配置し、中央に大部屋形式の事務室を有する中規模木造庁舎の平面計画、構造設
  計(防火上有害な変形等を生じさせないための建物の変形の制御、CLTパネルの接合部の検定等)、さらにコスト検討(留
  意事項及び工事費概算)のポイントを紹介するものであり、木造建築物の計画・設計に際して参考になるものです。
     ここで紹介したポイントが、官庁営繕のみならず、各省各庁、地方公共団体、民間企業等においても広く活用され、木材
  利用の更なる促進の一助になることを期待します。
    注)官庁施設における多様な木造建築物の整備手法等に関する検討会(座長:東京都市大学 大橋好光教授)を設置

    (本設計例の構成)
          第1章 試設計の条件
          第2章 建築計画等
          第3章 軸組構法の場合の構造計画・設計(Aプラン)
          第4章 CLTパネル工法の場合の構造計画・設計(Bプラン)
          第5章 中規模木造庁舎の試設計のコスト検討
 

  本設計例は、国土交通省のホームページに掲載します。
  http://www.mlit.go.jp/gobuild/gutai_torikumi.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省大臣官房官庁営繕部整備課木材利用推進室 課長補佐 蒲谷
TEL:03-5253-8111 (内線23663) 直通 03-5253-8949 FAX:03-5253-1544
国土交通省大臣官房官庁営繕部整備課木材利用推進室 木造調査係長 柏﨑
TEL:03-5253-8111 (内線23475) 直通 03-5253-8949 FAX:03-5253-1544

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る