北海道特定地域連携事業推進費の平成２０年度実施計画について、北海道から国土交通省に対して提出された年度計画に基づき

推進費を配分することとしましたので、お知らせします。

 

 

　１．北海道特定地域連携事業推進費について

 

　　北海道特定地域連携事業推進費は、新たな北海道総合開発計画の推進に際し、北海道が市町村等と連携を図りつつ、補助事業

　の実施を通じて、地域の自主性・裁量性を高めた取組を試行的に実施することにより、地域の課題解決を図り、魅力と活力ある地域

　づくりを推進するとともに、将来の道州制に向けた諸検討において社会資本整備の在り方に係る実証的な知見を提供することを目

　的として、平成２０年度に創設された制度です。

　　北海道は、平成２０年度～平成２４年度までの５年間の計画期間において、魅力と活力ある地域づくりを推進するために、「豊かな

　自然環境を保全し引き継ぐ北海道の森づくり」、「消費者ニーズに対応した安心な「食」づくり」、「経済の自立をリードする地域産業

　の振興」の５つのテーマを設定し、達成すべき成果目標、アウトカム指標、必要な事業等を取りまとめた「北海道地域連携事業計画」

　（以下「事業計画」という。）を策定し、国土交通省は、平成２０年９月にその事業計画に同意しております。

 

 

 

　　この事業計画に基づき、平成２０年度に実施する事業を取りまとめた年度計画が、北海道から提出されたところであり、国土交通

　省は、この年度計画に基づき、北海道特定地域連携事業推進費１００億円を配分することとしました。

　　平成２０年度においては、主に次のような方針の下、事業を実施することとなっています。

　　・「豊かな自然環境を保全し引き継ぐ、北海道の森づくり」

　　　　「北海道森林吸収量確保推進計画」に基づき、積極的な環境保全を推進するため、森林、農業農村、河川、砂防の整備を

　　　着実に推進します。

 

　　・「消費者ニーズに対応した安心な「食」づくり」

　　　　消費者ニーズに応える安心な食づくりを進めるため、農業農村、水産基盤、河川、海岸の整備を着実に推進します。

 

　　・「災害に強く安全で安心な地域づくり」

　　　　近年、道内で頻発している自然災害の発生状況を勘案し、道路、河川、海岸等の整備を着実に推進します。

 

　　・「地域が輝く観光のくにづくり」

　　　　広大な北海道にある観光資源をより有効に活用するため、道路、河川等の整備を着実に推進します。

 

　　・「経済の自立をリードする地域産業の振興」

　　　　生産地から高規格幹線道路へのアクセス向上のための道路整備等を着実に推進します。