平成20年12月26日
木造3階建て住宅については、昭和62年の建築基準法の改正(同年施行)により、一定の技術基準に適合する戸建て住宅について準防火地域での建設が可能となり、平成4年の建築基準法の改正(平成5年施行)により防火地域、準防火地域以外(平成10年の改正(平成11年施行)により防火地域以外)で一定の技術基準に適合する木造3階建て共同住宅について建設が可能となった。また、枠組壁工法では平成16年4月、在来軸組工法では平成18年10月に一定の仕様が耐火構造として国土交通大臣の認定を受け、防火地域における建設や4階建て以上の建設の可能性が拡大された。また、丸太組構法建築物については、昭和61年の丸太組構法の技術基準告示(同年施行)及び平成14年の告示改正により、この基準に適合する建築物について建設が可能となった。
これらの建築物の動態を把握するため、国土交通省が特定行政庁等に対し、該当する建築物の建築確認申請の有無を調査しているものである。
今回、平成20年10月分の木造3階建て住宅及び丸太組構法建築物の建築確認における棟数等について公表する。
○ 平成20年10月の主な動向
10月の木造3階建て戸建て等住宅の棟数は、2,407棟であり、前年度同月比116.1%となった。このうち防火地域内の棟数は25棟、準防火地域内の棟数は1,634棟であり、前年度同月比134.0%となった。
10月の木造3階建て共同住宅については、棟数64棟、戸数509戸であり、前年度同月比はそれぞれ177.8%、146.7%となった。このうち防火地域内の棟数は7棟、準防火地域内の棟数が35棟であった。
10月の丸太組構法建築物の棟数は、52棟であり、前年度同月比85.2%となった。