平成24年2月7日
福島県発注の応急仮設住宅の建設に関し、社団法人プレハブ建築協会が県にあっせん(※)した工事業者の担当者が、応急仮設住宅入居者の氏名等が記録されたUSBメモリーを紛失した旨の報告がありました。本件の概要及び国土交通省としての対応は以下のとおりです。
※福島県と当該協会が締結している「災害時における応急仮設住宅の建設に関する協定」に基づくあっせん。
○個人情報の内容 : 南相馬市内の応急仮設住宅入居者の棟・室番号及び氏名
○件 数 : 64件
○平成24年1月29日から31日の間に、南相馬市内の応急仮設住宅建設工事の受注業者の工事担当者が、福島県から社団法人プレハブ建築協会を通じ提供した資料をもとに、工事の施工確認を求めるリストとして作成した入居者氏名等を記録した表(64世帯分)のデータを含むUSBメモリーを紛失した。紛失した可能性のある宿泊先、車内、会社内等を探したが、見つけだすことができなかったとのこと。
○2月3日に社団法人プレハブ建築協会から福島県及び国土交通省に対し第1報、2月6日にメモリー内に記録されていた情報内容の確認を行い、個人情報の紛失を確認。
○原因は、工事担当者がUSBメモリーを防寒着の胸ポケットに入れて移動したため、落としたことに気付かなかったものと推定。
(福島県の対応)
○県が該当入居者宅を訪問し説明及び陳謝。
○2月6日に、応急仮設住宅工事施工会社全てに対し、個人情報の適正管理及び使用済みデータの廃棄について通知。
(国土交通省の対応)
○社団法人プレハブ建築協会に対し、関係の工事業者も含めた個人情報の管理の徹底と再発防止策の実施、県の指導の遵守について、厳重注意及び指導。
○応急仮設住宅の追加工事等を行っている他県に対しても注意喚起。