報道・広報

住宅瑕疵担保履行法に基づく資力確保措置の実施状況について
~平成23年9月30日の基準日における届出手続の受理状況~

平成24年2月28日

1.基準日における届出手続の受理状況

 平成23930日の基準日にあたり、住宅瑕疵担保履行法が施行された平成21101日から当該基準日までの間に、新築住宅を引き渡した実績があるとして届出がなされた事業者は、建設業者が43,646事業者、宅地建物取引業者が9,980事業者の計53,626事業者でした。

なお、平成2341日から今回の基準日までの間に引き渡された新築住宅は315,779戸で、このうち、建設業者による引渡は230,234戸(22,143事業者)で、宅地建物取引業者による引渡は85,545戸(5,705事業者)となっています。

 


(1)建設業者による資力確保措置の方法について

建設業者が引き渡した新築住宅のうち、「保証金の供託」を選択した戸数は112,704戸(49.0%)、「保険への加入」を選択した戸数は117,530戸(51.0%)でした。

資力確保措置の方法として「保証金の供託のみ」であった事業者は104事業者(0.5%)、「保険への加入のみ」であった事業者は21,991事業者(99.3%)、「保証金の供託」と「保険への加入」を併用した事業者は48事業者(0.2%)でした。

 

(2)宅地建物取引業者による資力確保措置の方法について

宅地建物取引業者が引き渡した新築住宅のうち、「保証金の供託」を選択した戸数は33,587戸(39.3%)、「保険への加入」を選択した戸数は51,958戸(60.7%)でした。

また、資力確保措置の方法として「保証金の供託のみ」であった事業者は68事業者(1.2%)、「保険への加入のみ」であった事業者は5,593事業者(98.0%)、「保証金の供託」と「保険への加入」を併用した事業者は44事業者(0.8%)でした。

2.平成22年10月1日から平成23年9月30日まで(1年間)の届出手続の受理状況

 平成22101日から平成23930日の間に引き渡したとして届出られた新築住宅は773,367戸であり、そのうち562,474戸が建設業者(35,989事業者)、210,893戸が宅地建物取引業者(7,882事業者)からの引き渡しでした。

3.住宅瑕疵担保履行法の運用方針について

 保険へ加入しているものの届出手続を実施していない事業者については、各所管行政庁から届出手続を行うよう指導を行っています。また、資力確保措置を実施していない事業者が判明した場合は、消費者保護の観点から適切な指導等を行うとともに、悪質な事案には厳正な対応をしていく予定です。

(参考)住宅瑕疵担保履行法による資力確保措置の義務づけについて

住宅瑕疵担保履行法により、平成21101日以降に新築住宅を引き渡した建設業者および宅地建物取引業者は、住宅瑕疵担保責任保険への加入または保証金の供託のいずれかの方法により資力確保措置を講じることが義務づけられています。

 また、建設業者1および宅地建物取引業者2は、年2回の基準日(毎年331日および930日)ごとに、それぞれ引き渡した新築住宅の戸数および資力確保措置の実施状況について監督行政庁に届出手続を行うことが義務づけられており、直近の基準日は平成23930日となります。

   1 建設業許可を受けた事業者  ※2 宅地建物取引業免許を受けた事業者

 

 

1.基準日における届出手続状況

 

 <基準日における届出手続の受理状況について>

 

建設業者

宅地建物取引業者

合計

引き渡した新築住宅の戸数

230,234

85,545

315,779

事業者数

43,646事業者

(うち、21,503事業者は引き渡し戸数「0戸」として届出)

9,980事業者

(うち、4,275事業者は引き渡し戸数「0戸」として届出)

53,626事業者

(うち、25,778事業者は引き渡し戸数「0戸」として届出)

 

 

<資力確保措置の実施方法について(戸数)>

 

保証金の供託

保険への加入

合計

建設業者が引き渡した新築住宅

112,704

49.0%)

117,530

51.0%)

230,234

宅地建物取引業者が引き渡した新築住宅

33,587

39.3%)

51,958

60.7%)

85,545

 

 

<資力確保措置の実施方法について(事業者)>

 

保証金の供託のみ

保険の加入のみ

供託と保険を併用

合計

建設業者

104事業者

0.5%)

21,991事業者

99.3%)

48事業者

0.2%)

22,143事業者

宅地建物取引業者

68事業者

1.2%)

5,593事業者

98.0%)

44事業者

0.8%)

5,705事業者

 

 

  

 

2.平成22101日から平成23930日まで(1年間)の届出手続の受理状況

 

 <届出手続の受理状況について>

 

建設業者

宅地建物取引業者

合計

引き渡した新築住宅の戸数

562,474

210,893

773,367

事業者数

35,989事業者

7,882事業者

43,871事業者

 

 

<資力確保措置の実施方法について(戸数)>

 

保証金の供託

保険への加入

合計

建設業者が引き渡した新築住宅

260,598

(46.3%)

301,876

(53.7%)

562,474

宅地建物取引業者が引き渡した新築住宅

98,880

(46.9%)

112,013

53.1%

210,893

 

 

<資力確保措置の実施方法について(事業者)>

 

保証金の供託のみ

保険の加入のみ

供託と保険を併用

合計

建設業者

115事業者

(0.3%)

35,823事業者

(99.5%)

51事業者

(0.1%)

35,989事業者

宅地建物取引業者

76事業者

(1.0%)

7,756事業者

(98.4%)

50事業者

(0.6%)

7,882事業者

 

お問い合わせ先

国土交通省住宅局住宅生産課住宅瑕疵担保対策室 杉田、勝又
TEL:(03)5253-8111 (内線39443、39445)
国土交通省土地・建設産業局建設業課建設業適正取引推進指導室 仲嶋
TEL:(03)5253-8111 (内線24715)
国土交通省土地・建設産業局不動産業課不動産業指導室 佐藤
TEL:(03)5253-8111 (内線25123)

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る