平成26年5月30日
木造3階建て住宅については、昭和62年の建築基準法の改正(同年施行)により、一定の技術基準に適合する戸建て住宅について準防火地域での建設が可能となり、平成4年の建築基準法の改正(平成5年施行)により防火地域、準防火地域以外(平成10年の改正(平成11年施行)により防火地域以外)で一定の技術基準に適合する木造3階建て共同住宅について建設が可能となった。また、枠組壁工法では平成16年4月、在来軸組工法では平成18年10月に一定の仕様が耐火構造として国土交通大臣の認定を受け、防火地域における建設や4階建て以上の建設の可能性が拡大された。また、丸太組構法建築物については、昭和61年の丸太組構法の技術基準告示(同年施行)及び平成14年の告示改正により、この基準に適合する建築物について建設が可能となった。
これらの建築物の動態を把握するため、国土交通省が特定行政庁等に対し、該当する建築物の建築確認申請の有無を調査しているものである。 今回、平成26年1月、2月、3月及び平成25年度(平成25年4月 ~ 平成26年3月)分の木造3階建て住宅及び丸太組構法建築物の建築確認における棟数等について公表する。
1月の木造3階建て以上戸建て等住宅の棟数は、1,928棟であり、前年度同月比119.9%となった。このうち防火地域内の棟数は29棟、準防火地域内の棟数は1,400棟であった。
1月の木造3階建て以上共同住宅については、棟数61棟、戸数555戸であり、前年度同月比はそれぞれ190.6%、187.5%となった。このうち防火地域内の棟数は5棟、準防火地域内の棟数は36棟であった。
1月の丸太組構法建築物の棟数は、52棟であり、前年度同月比113.0%となった。
2月の木造3階建て以上戸建て等住宅の棟数は、1,872棟であり、前年度同月比88.5%となった。このうち防火地域内の棟数は29棟、準防火地域内の棟数は1,332棟であった。
2月の木造3階建て以上共同住宅については、棟数67棟、戸数550戸であり、前年度同月比はそれぞれ197.1%、209.9%となった。このうち防火地域内の棟数は4棟、準防火地域内の棟数は50棟であった。
2月の丸太組構法建築物の棟数は、53棟であり、前年度同月比108.2%となった。
3月の木造3階建て以上戸建て等住宅の棟数は、2,022棟であり、前年度同月比84.6%となった。このうち防火地域内の棟数は37棟、準防火地域内の棟数は1,440棟であった。
3月の木造3階建て以上共同住宅については、棟数96棟、戸数876戸であり、前年度同月比はそれぞれ177.8%、152.9%となった。このうち防火地域内の棟数は8棟、準防火地域内の棟数は59棟であった。
3月の丸太組構法建築物の棟数は、60棟であり、前年度同月比117.6%となった。
平成25年度の木造3階建て以上戸建て等住宅の棟数は、27,982棟であり、前年比104.7%となった。このうち防火地域内の棟数は350棟、準防火地域内の棟数は20,071棟であった。
平成25年度の木造3階建て以上共同住宅については、棟数859棟、戸数7,532戸であり、前年比はそれぞれ128.8%、124.3%となった。このうち防火地域内の棟数は58棟、準防火地域内の棟数は519棟であった。
平成25年度の丸太組構法建築物の棟数は、774棟であり、前年比120.4%となった。
木造3階建て以上・丸太組構法建築確認統計 平成26年1月分(PDF形式)
木造3階建て以上・丸太組構法建築確認統計 平成26年2月分(PDF形式)
木造3階建て以上・丸太組構法建築確認統計 平成26年3月分(PDF形式)
木造3階建て以上・丸太組構法建築確認統計 平成25年度分(PDF形式)
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