報道・広報

木造3階建て住宅及び丸太組構法建築物の建築確認統計について
(平成27年1月、2月、3月及び平成26年度計)

平成27年5月25日

 木造3階建て住宅については、昭和62年の建築基準法の改正(同年施行)により、一定の技術基準に適合する戸建て住宅について準防火地域での建設が可能となり、平成4年の建築基準法の改正(平成5年施行)により防火地域、準防火地域以外(平成10年の改正(平成11年施行)により防火地域以外)で一定の技術基準に適合する木造3階建て共同住宅について建設が可能となった。また、枠組壁工法では平成16年4月、在来軸組工法では平成18年10月に一定の仕様が耐火構造として国土交通大臣の認定を受け、防火地域における建設や4階建て以上の建設の可能性が拡大された。また、丸太組構法建築物については、昭和61年の丸太組構法の技術基準告示(同年施行)及び平成14年の告示改正により、この基準に適合する建築物について建設が可能となった。 これらの建築物の動態を把握するため、国土交通省が特定行政庁等に対し、該当する建築物の建築確認申請の有無を調査しているものである。
  今回、平成27年1月、2月、3月及び平成26年度計の木造3階建て住宅及び丸太組構法建築物の建築確認における棟数等について公表する。(平成27年5月27日一部修正)

1.平成27年1月の主な動向
  1月の木造3階建て以上戸建て等住宅の棟数は、1,654棟であり、前年度同月比85.8%となった。このうち防火地域内の棟数は13棟、準防火地域内の棟数は1,242棟であった。
 1月の木造3階建て以上共同住宅については、棟数67棟、戸数542戸であり、前年度同月比はそれぞれ109.8%、97.7%となった。このうち防火地域内の棟数は1棟、準防火地域内の棟数は43棟であった。
  1月の丸太組構法建築物の棟数は、38棟であり、前年度同月比73.1%となった。

2.平成27年2月の主な動向
 2月の木造3階建て以上戸建て等住宅の棟数は、1,796棟であり、前年度同月比95.9%となった。このうち防火地域内の棟数は30棟、準防火地域内の棟数は1,302棟であった。
 2月の木造3階建て以上共同住宅については、棟数78棟、戸数628戸であり、前年度同月比はそれぞれ116.4%、114.2%となった。このうち防火地域内の棟数は3棟、準防火地域内の棟数は55棟であった。
 2月の丸太組構法建築物の棟数は、30棟であり、前年度同月比56.6%となった。

3.平成27年3月の主な動向
  3月の木造3階建て以上戸建て等住宅の棟数は、2,015棟であり、前年度同月比107.6%となった。このうち防火地域内の棟数は25棟、準防火地域内の棟数は1,478棟であった。
  3月の木造3階建て以上共同住宅については、棟数110棟、戸数862戸であり、前年度同月比はそれぞれ164.2%、156.7%となった。このうち防火地域内の棟数は6棟、準防火地域内の棟数は71棟であった。
 3月の丸太組構法建築物の棟数は、48棟であり、前年度同月比90.6%となった。

4.平成26年度(平成26年4月~平成27年3月)の主な動向
  平成26年度の木造3階建て以上戸建て等住宅の棟数は、24,031棟であり、前年比85.9%となった。このうち防火地域内の棟数は349棟、準防火地域内の棟数は17,647棟であった。
 平成26年度の木造3階建て以上共同住宅については、棟数1,196棟、戸数10,321戸であり、前年比はそれぞれ139.2%、137%となった。このうち防火地域内の棟数は62棟、準防火地域内の棟数は755棟であった。
 平成26年度の丸太組構法建築物の棟数は、580棟であり、前年比74.9%となった。

お問い合わせ先

国土交通省国土交通省住宅局住宅生産課木造住宅振興室 
TEL:(03)5253-8111 (内線39422)

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