平成21年4月30日
(1)モデル事業の概要
地方都市におけるまちづくりに寄与する不動産証券化事業に係る資金調達の多様化・円滑化を図るため、
複数の地域金融機関等の提供するノンリコースローンを証券化するスキームのモデル事業を行います。
本モデル事業は、国土交通省の補助を受けて(社)全国市街地再開発協会に組成している「街なか居住
再生ファンド」による支援(証券化SPCに対する出資)を行うことを予定しており、国土交通省の指示により
同協会が実施するものです。
【スキーム図】
報道発表資料参照
【主な事業要件】
○対象物件
・対象都市:東京23区以外の地域
・用途:街なか居住に資する住宅、生活利便施設等
○レンダー:地域金融機関等
○情報提供:一定の公的ルールに基づき情報提供を行うこと
【効果】
不動産事業者:良質な不動産事業について、事業者の信用力に拘わらず、資金調達の円滑化が図れる。
地域金融機関:業種集中リスク等が軽減され、ノンリコースローンの供給が可能となる。
投 資 家:地域リスクが分散され、投資判断容易な投資商品が提供され投資機会が拡大される。
【スケジュール(予定)】
・4月30日:アレンジャー募集開始
・6月中旬:アレンジャー選定
・7月初旬~8月末:ローン債権募集
・12月中旬:ノンリコースローンの証券化(街なか居住再生ファンドから証券化SPCへの出資)
(2)アレンジャー募集について
本モデル事業を実施するにあたり、事業全体のアレンジメント業務を行うアレンジャーを募集します。
【主な業務】
・特定目的会社の設立・運営支援
・CMBSの商品組成及び社債発行準備
・ノンリコースローン債権の公募、デューデリジェンス
・ノンリコースローン債権提供予定者と投資家との調整
【主な要件】
・金融商品取引法等の関連法規上の資格を満たすこと。
・アレンジメント業務を担当する部署の組織体制、人員体制などの体制が適切であること。
・十分な実績を有する関連プレーヤー(弁護士、会計士、サービサー等)が確保されていること。
【公募・選定等】
・アレンジャーの公募は、街なか居住再生ファンドを所管している(社)全国市街地再開発協会が行います。
・公募期間は、平成21年4月30日(木)~平成21年5月29日(金)です。
・アレンジャーの選定は、(社)全国市街地再開発協会が外部委員会を設置の上、応募者の応募内容を評価し、
1者を選定します。
【応募書類入手先・問い合わせ先】
〒105-0001東京都港区虎ノ門1丁目19-10 第6セントラルビル3階
社団法人 全国市街地再開発協会
電話番号:03-3591-4491(平日10:00~17:00)
担当者:プロジェクト業務部 高橋 企画部 大屋、土井