平成25年11月1日
【全事業者の概況】
○収 入 : 輸送人員が引き続き減少傾向にあり、前年度と比較して0.3%減少し、収入は前年度と比較して
0.1%の減少。
○支 出 : 人件費の減少等により、前年度と比較して1.8%の減少。
○経常収支率 : 前年度から1.6%上昇して94.8%。
○黒字事業者 : 74者〔67者〕(29.0%〔27.3%〕)
(調査対象事業者は、保有車両数30両以上の255者〔245者〕) (注)〔 〕内は、2以上のブロックにまたがる事業者の重複分を除いた事業者数。
●民営バスの経常収支率は、収入が増加し支出が減少したことから、前年度に比べ上昇(95.6%→96.5%)。
●公営バスの経常収支率は、収入及び支出ともに減少したが支出の減少の方が大きく、前年度に比べ上昇(85.5%→89.1%)。
(1)民営バス
・収入については、輸送人員が対前年度比1.1%の増加となり、対前年度比0.8%の増加となった。
・支出については、燃料油脂費が対前年度比1.1%の増加、原価の56.6%を占める人件費が対前年度比0.1%の減少となり、対前年度比0.03% の減少となった。
・経常収支率は、運送収入の増加、人件費及び車両原価償却費の減少等により、前年度より0.9%上昇して96.5%となった。
(2)公営バス
・収入については、輸送人員が対前年度比4.7%の減少となり、対前年度比3.5%の減少となった。
・支出については、燃料油脂費が対前年度比5.5%の減少、原価の55.0%を占める人件費が対前年度比2.0%の減少となり、対前年度比7.4% の減少となった。
・経常収支率は、人件費及び車両減価償却費の減少等により、前年度より3.6%上昇して89.1%となった。
●大都市部の経常収支率は、収入及び支出ともに減少したが支出の減少の方が大きく、前年度に比べ上昇(97.4%→99.5%)。
●その他地域の経常収支率は、収入及び支出ともに減少したが支出の減少の方が大きく、前年度に比べ上昇(87.3%→88.3%)。
(1)大都市部※
・収入については、輸送人員が対前年度比0.6%の減少となり、対前年度比0.07%の減少となった。
・支出については、原価の55.9%を占める人件費が対前年度比3.2%の減少となり、対前年度比2.2% の減少となった。
・経常収支率は、前年度より2.1%上昇して99.5%となった。
※ 大都市部(三大都市圏)とは、千葉、武相(東京三多摩地区、埼玉県及び神奈川県)、京浜(東京特別区、三鷹市、武蔵野市、調布 市、狛江市、横浜市及び川崎市)、東海(愛知県、三重県及び岐阜県)、京阪神(大阪府、京都府(京都市を含む大阪府に隣接する 地域)及び兵庫県(神戸市及び明石市を含む大阪府に隣接する地域))ブロックの集計値。
(2)その他地域
・収入については、輸送人員が対前年度比0.3%の微増となったものの、対前年度比0.2%の減少となった。
・支出については、原価の56.8%を占める人件費が対前年度比2.0%の減少となり、対前年度比1.3%の 減少となった。
・経常収支率は、前年度より1.0%上昇して88.3%となった。
[1]年度別経常収支率の推移(民営・公営)(PDF形式)
[2]年度別経常収支率の推移(大都市部・その他地域) (PDF形式)
[3]平成23年度の一般乗合バス事業(保有車両30両以上)の収支状況について (PDF形式)
[4]輸送人員の推移 (PDF形式)
[5]人件費及び諸経費の原価に占める割合の推移 (PDF形式)
[6]実車走行キロ当り収入・原価の推移 (PDF形式)
[7]【参考1】ブロック別収支状況 (PDF形式)
[8]【参考2】ブロック別実車走行キロ当たりの収入・原価 (PDF形式)
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