平成20年9月9日
トラック輸送産業は、我が国の物流の根幹産業として、経済活動、国民生活を支えています。今後とも安全かつ良質な輸送サービスを安定的に供給し、健全な発展を遂げるためには、トラック運送事業者の経営基盤の確立とともに、高度化・多様化するサービスの提供を可能とする、優秀な人材の確保・養成が必要となると考えます。今後、少子高齢化が進み、労働力人口が減少することに伴い、労働力確保に係る競争は全産業の間で更に厳しくなることが予想されますが、トラック運送業界の発展のためには、厳しい状況の中でも「人材」の確保を重点課題と捉え、持続的な取り組みを行う必要があると考えます。
このような観点から、国土交通省自動車交通局においては、「トラックドライバーを安定的に確保するための方策に関する検討委員会」を立ち上げ、トラック事業者、トラック事業者団体、行政機関が措置すべき労働力の確保方策について、将来を見据えた検討を行ってきました。
検討の経緯は、下記のとおりですが、今般、検討結果についての報告書をとりまとめましたので公表します。
記
○第1回検討委員会(平成19年6月15日)
労働力確保対策に関する論点整理
○第2回検討委員会(平成19年10月15日)
先進事例調査結果等について検討
○第3回検討委員会(平成19年12月4日)
トラックドライバーの資格制度、需給予測等について検討
○第4回検討委員会(平成20年2月15日)
とりまとめの骨子について検討
○第5回検討委員会(平成20年4月28日)
報告書(案)の検討
なお、検討委員会の委員は別紙のとおりです。