平成20年2月20日
ナンバープレート(自動車登録番号標)は、その色やデザインなどについて、近年、多様な意見が自動車ユーザーから寄せられていますが、特に、諸外国において夜間のナンバーの判読性の向上や事故防止などの効果があるとして、広く採用されている反射材を使用したナンバープレートを、我が国においても採用すべきとの意見が寄せられているところです。
これらのことから、反射材を使用したナンバープレートについて、有識者等による検討委員会を設置し、検討することとします。
1.検討事項
(1)反射材を使用したナンバープレートを取り付けることに係る是非(「道路運送車両の保安基準」関係)
保安基準に規定する灯火等と類似することにより、他の交通の妨げとならないようにするため、車両後方に備える白色反射物は道路運送車両の保安基準の細目を定める告示において禁止されているが、どういった反射材を使用したナンバープレートであれば備えられるかについての検討。
(2)ナンバープレートの品質基準の整理
反射材をナンバープレートに採用する場合、ナンバープレートが視認性、耐久性、等の要件を満たすことが必要となるが、これらの要件を満たす反射材の品質基準についての検討。
(3)その他の事項
諸外国における反射材導入の実態調査
反射材の技術開発動向等の調査
反射材を使用したナンバープレートの視認性、耐久性等の試験方法
の検討、整理。
2.検討委員会メンバー
委 員 杉山 雅洋 早稲田大学商学部 教授
委 員 塚田 由紀 (独)交通安全環境研究所 主任研究員
委 員 吉村 幸晴 (財)全日本交通安全協会 常務理事
委 員 横野 茂樹 (社)日本自動車連盟 交通環境部長
委 員 南戸 義博 (社)全国自動車標板協議会 理事長
委 員 櫻井 俊樹 自動車交通局技術安全部自動車情報課長
委 員 島 雅之 自動車交通局技術安全部技術企画課国際業務室長
3.スケジュール
平成21年度末までに3回程度開催し、報告をとりまとめ、後日、自動車交通局ホームページにて公表予定。
第1回検討会 平成21年2月24日(火) 10:00~12:00
於:外務省一般共用会議室 (外務省南庁舎 3階 扉番号396)
(会議は傍聴不可、頭撮り可)