平成21年12月8日

　国土交通省は、ベトナム社会主義共和国運輸省との共催により、「自動車に係る基準の国際調和及び認証の相互承認を目指した第14回アジア官民会議」を11月25、26日の２日間、同国・ハノイ市で開催しました。
　この会議では、”自動車に係る基準の国際調和及び認証の相互承認を実施するために必要となる制度等に関する情報”の交換、共有を図るため、アジア各国の政府や自動車産業界の関係者によるプレゼンテーション・パネルディスカッション等が行われました。
　具体的には、既に国連の1958年協定に加入しているマレーシアやタイからは、専門的能力を有する人材の育成や、国内法の改訂が必要なことなどが今後の協定規則の採用に際しての主な課題として挙げられ、その解決策等について議論しました。
　この際、ベトナムとフィリピンが2011年の同協定加入に向けて具体的に作業を進めていることや、インドネシアが加入のための政府の検討チームを編成したことなどが報告され、日本から専門家を講師として派遣するよう要請がなされました。
　このように、各参加国において1958年協定及び協定規則に係る理解の促進を図るためには、依頼により専門家を派遣し開催される「専門家会議」の重要性が認識されました。
　その他、将来的には、国際的な車両型式認証制度の創設が重要であることについて、各国が理解を深めました。
　
　なお、会議の概要については、添付資料のとおりです。